NHK連続テレビ小説「らんまん」第31話:美女たちの顔合わせと玉の輿の誘い

NHK連続テレビ小説「らんまん」の第31話では、白梅堂に寿恵子(浜辺美波)の叔母であるみえ(宮澤エマ)が訪れ、寿恵子と彼女の母であるまつ(牧瀬里穂)と3人で話し合うシーンが描かれました。美女たちの顔合わせに、ネット上では「美の塊な一族」とため息が漏れました。

このエピソードでは、まつの妹であるみえが白梅堂にやってきて、寿恵子に鹿鳴館でダンスを習うよう誘います。みえは新橋で料理屋の女将を務め、新政府の役人たちとも親しく交流しています。鹿鳴館で踊ることで、寿恵子が玉の輿に乗れるよう世話を焼いていたのです。

しかしまつは、その提案に気乗りがしません。以前は柳橋の有名な芸者であり、寿恵子が鹿鳴館で役人たちと親しくなったとしても、妾としてしか扱われないと考えているからです。それでも寿恵子は、みえの提案に少し興味を示しています。

まつ、寿恵子、みえは3人でお菓子を食べながら話を進めますが、この美女たちが親戚であることに、ネット上では「美の塊な一族」「牧瀬里穂さんの美しさに感心する」「宮澤エマさんのお着物の粋な美しさ、綺麗な声にキリッとした話し方。すべてに見入ってしまった」といった声が寄せられました。

牧瀬里穂が浜辺美波のお母さんだと知ったのは驚きでした。まるで長女と末娘の姉妹のように見えますね。しかし、寿恵子さんは明るく楽しそうで、話していると浜辺ファンが増えそうです。苦労はなんか松下幸之助さんや、ゲゲゲの鬼太郎の奥さんに通じるのかなと考えました。確かに、舞い上がれは良くなかったですが、今回は期待できそうです。

宮澤エマさんが演じるみえさんは、鎌倉殿の実衣さんが転生したような志向の人なのが面白いですね。みえさんの名前もどこか似た響きがあります。現代にもある女性の生き方、玉の輿と自分の足で生きるということを、土佐編の綾さんに続いて改めて問いかけているのが気になります。また、美人揃いとかで騒ぐ人達の感性って、どうなんでしょう(笑)。

長い3人トークで事情はよくわかりましたが、私はこのドラマにしては「説明的」過ぎで、やや違和感がありました。今までは「どういうこと?」という疑問が後で徐々に解決していく運びで、それが面白かったです。長屋の万太郎たちの場面になってやっと楽しめました。しかし、まつは、元有名芸者として妾として扱われて、悲しい思いをしたから、あんまり玉の輿に乗り気じゃないんですよね。みえはノリノリでしたね。今は女将さんなわけですか。寿恵子もちょっと興味を持っていたように思います。どうなるんでしょう。

みえは片方の眉毛を動かすことに特化した人でしたね。あれ、けっこう難しいですよね。日々の鍛錬で、あそこまで自由自在に眉毛を扱えるようになったわけです。やっぱり今でいう銀座のホステスみたいな感じなので、大物との接点も多く、情報通でもある感じでしたね。また、浜辺美波の母親には納得ですね。美少女の遺伝子です。しかし、それにしても、牧瀬里穂さんが51歳には見えない、若すぎると感じました。きれいだけど、やっぱり牧瀬さんの演技は‥‥。昔と変わっていない気がします。もう少し勉強した方がいいかもしれませんね。

スエコさんは、どこかのお武家さんか庄屋さんの私生児なのでしょうか。もし目と目が合ったらミラクルな家系ですね。とはいえ、このドラマは女性たちの生き様を描いているので、スエコさんも自分なりの生き方をしているのかもしれません。私は、ドラマの中で提示された女性たちの様々な価値観を考えさせられました。美しく生まれるって本当に羨ましいですが、それだけで幸せでいられるわけではないということも、改めて感じました。

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