NHKの連続テレビ小説「らんまん」の第81回は、7月24日に放送されました。終盤で、田邊教授(要潤さん)が万太郎(神木さん)が作成した図譜を見て、雷が鳴り響くシーンがありました。
妻の聡子(中田青渚さん)は、「旦那様ほど、ご立派なお方はいらっしゃいません。聡子は、旦那様にお仕えできて幸せにございます」と田邊への敬意を表します。
田邊は驚いた表情を見せながらも、ほほ笑みを浮かべ、機嫌良さそうに一緒に晩酌を楽しみます。しかし、聡子が「また会いたいです。お寿恵さんに。槙野さんと遊びに来てくださらないかしら?」とつぶやくと、田邊の表情は一変します。田邊は「聡子。槙野はもう二度とここへは来ない」と言い、それ以上説明することはありませんでした。
その後、万太郎、波多野(前原滉さん)、藤丸(前原瑞樹さん)が集まって牛鍋を楽しむシーンに移ります。万太郎は「教授に出入りを許してもらえんかったら、今のわしはない。一生かかったち、返せん恩が教授にはある。ほんじゃきわしの全てを植物学に尽くすがじゃ」と、田邊への感謝の思いを明かします。
すると、田邊のシーンへと転換して、雷が鳴り響く中、万太郎の図譜をじっと眺めてため息をつく場面が描かれた。
万太郎、波多野君、藤丸君が牛鍋を食べて和やかな気分になりました。最初は万太郎が大学生ではないことに反発していたが、今では信頼関係を築けるようになったのですね。藤丸君が明るい表情になってほっとしました。
田邊教授は奥さんとの会話で心がほぐれるのかと思ったけど、今のところ彼には名誉やプライドが何よりも重要なのでしょうね。奥さんはいつも良いところで黙ってしまうけど、いつか素晴らしいフレーズを放つのではないかと楽しみにしています。
聡子の言葉が田邊教授を軟化させるのでは?と思いましたが、ラストは暗雲立ち込める描写でしたので、そんなことはなさそうですね。万太郎が田邊教授を尊敬し、一生返しても返しきれない恩を感じているのは本心でしょう。いくら時代や地方にいたとしても、小学校しか出ていない万太郎を東大に出入りさせてくれたのは力のある田邊教授だからできたことです。嫌味を言われたことは差し引いてもお釣りがありそうです。
今日の牛鍋の3人と田邊教授と聡子さんの夫婦のシーンはとてもよかったです。田邊教授には家では仕事から離れてくつろいでほしいです。ラストの暗雲と不穏な予感は気になりますね。今週も楽しみです。早く続きが見たい!
自分の手に入れたいものが手に入らない時の苛立ちや焦りは理解できます。ましてその手に入れたいものが人間の心や気持ちであれば、難しい時が多いです。田邊教授は新種発見の名声や東京大学植物学教室の実績が欲しいのは事実ですが、万太郎を自分のものにしたいというのが偽らざる思いだと考えています。植物への知識と情熱、確かな目…その他にも自分にはない人たらしとも言えるほどのザックバランなコミュニケーション力、経験に基づく新しい植物への興味からくる勘ともいえる発見力。それは田邊教授が持ち合わせていないものへの憧れに近いもので、いつまでも自分の傍においてその活躍を頼られながら愛でていたかったのではないかと思います。しかし万太郎はそれに収まる器ではなかった。田邊教授はてにはいらないのなら…可愛さ余って…のような心境になっているのではないでしょうか。
田邊教授は知識が豊富だが、実業家タイプであると思われる。 槇野富太郎は、研究者向きのオタク(アスペルガー系)タイプである。 研究者と同様に、パソコンの知識が半端でなく、常に最新技術を取り入れているITやAI技術者もオタク(アスペルガー系)でなければ、すぐに時代遅れになり、仕事がなくなると思われる。
まあ、全くの善人にはならないだろう。
日本語へのローマ字導入の話は、田邊教授が植物学から離れ、自身の立場を教育学へ変更するための根拠になったのだろうか?
田邊教授は、この後、万太郎のムジナモ発見を世界に発表するよう勧めるとされている。そして、万太郎は植物学者としての知名度が爆発的に上昇することになるだろう。それならば、良い感じになるかもしれない…。
しかし、今後の見通しが暗い予感がする。 あまりに簡単に成功を予測するのは危険だ…。
東大に出入りできるようになったのは田邊教授のおかげだ。 万太郎は植物学者として有名になった。 田邊教授は万太郎の成功を認めつつも、嫉妬にかられている。 田邊教授は、自分が万太郎を支援したことを理由に、万太郎が今の地位にいるのは自分のおかげだと言いたがっている。 田邊教授は植物学の教授職を辞め、万太郎が東大に出入りすることを許可した。
やがて、万太郎が助教授から教授に昇進し、東大に戻れるようになった。 しかし、園子ちゃんの行方はどうなるのだろうか?
とうとう、万太郎が東大に出入りできなくなる日が近づいているのだろうか?? 田邊教授は不気味である。田邊教授の妻は、夫を支援しようとしているが、古いタイプの女性でうまくいっていないようである。見ていて、愛らしいが、どうにもならない。… 今週も目が離せない。…
今のところ、田邊教授をそこまで嫌いになれていません。人間臭いところがあるので、彼が悪役にならないように配慮されているのかもしれません。脚本がうまいですね。
田邊の辛い思いも理解できます。 昔、私は職場で一番仕事ができる人でした。 しかし、一流大学出身の人が入ってきて、彼は私よりも圧倒的に優秀でした。私は彼と仲良くすることができず、協力することもできず、彼の下で働くこともできなかったので、職場を去ることにしました。
彼は相変わらず天気を悪くして不穏な空気を作り出しています。 脚本家と演出家は不穏な雰囲気が苦手なのでしょうか。 無理に不穏な空気を作り出す必要はありません。
話は少し脱線しますが、私はすき焼きではなく、あの明治の牛鍋を食べてみたいです。
今週の予告編には、田邊教授が「学会で発表しなさい」と声をかけるシーンもあったけど、主人公が突然過去を思い出し、「あの人は恩人だ」と周囲に語るシーンもあります。これは死亡フラグと呼ばれるものですね。
藤丸が発見したのは粘菌で、南方熊楠も登場するのでしょうか?また、牛鍋屋の費用や支払いがいつも気になります。
画力アップを決意した田邊教授。まんたろうも、もう少し上手くやれよと思います。好きなことをやるだけでは社会では通じないということを理解する必要があります。教授が一概に悪いとは思えません。学界はそういうところですからね。
万太郎は田邊教授に東大の出入りを許され、教授の好条件をことごとく蹴り、田邊教授を無視して石板印刷機を買います。また、植物の名前を付けることに執着しています。
万太郎の植物名付けに対する執着心は、欲望の権化でしょうか。
やっぱり出入り禁止かな。
よく雷鳴が響く人ですね。
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