あらすじは、文部大臣・森有礼(橋本さとし)の号令のもと、東京大学の理学部は帝国大学理科大学と改められ、田邊(要潤)がその初代教頭に就任しました。一方で、万太郎(神木隆之介)は、大窪(今野浩喜)の協力を得ながら、ムジナモ発見の論文を書き直しました。しかし、田邊の気持ちは変わらず、大学への出入りを禁じられた万太郎は落ち込んでいました。そんな中、寿恵子(浜辺美波)はいつも通り明るく接し、万太郎はもう一度田邊に会いに行きますが、拒絶され、自分で日本植物図鑑を作るように言われてしまいます。
先週まで万太郎がいい流れで物事が進んでいたのが、今週は田邊教授にとっていい流れになってきている感じですね。
田邊教授によれば、万太郎を切り捨てたことで運が向いてきていると考えられますね。
現実的に考えたら教授の図鑑作成に万太郎が協力するのがベストですが、万太郎も自分で図鑑を出したいと考えています。
お互いに譲れないものがはっきりした以上は、万太郎も覚悟を決めざるを得ないでしょう。
絶望的な状況ですが、それでも最後は希望に繋がる望みを見せてくれるのがいいですね。園子ちゃんがその希望をもたらしてくれたのですね。
「自分が持たざるものは数えない、持っているもののみ愛する」という権力を得て、周りに集まる人や物があるから言えることかと思います。
そして、これまで自分が新種を発見しないのに、続々と発見し周りがほめそやす万太郎に嫉妬の気持ちもあったのかなと思います。ムジナモが花を付けた時、一人だけ歓喜の輪に加わらず、険しい表情をしていましたね。万太郎への嫉妬の表れかなと思いました。
「これは祝杯だ、私の魂は自由になった」と、万太郎への嫉妬の気持ちから解放されたことから出た心からの叫びだったのかなと思います。
寿恵子が言葉をかけ、万太郎の背中を摩っている姿が、そしてその後に万太郎が少し笑顔になって「どんな時にも花は咲いている」というのを聞いて、こちらも少し癒されました。何とか立ち直ってほしいと思います。
万太郎は頑張って立ち上がるでしょう。
田邊教授の意向は変わらなかった。万太郎は教授に会いに行き真摯に詫びるが、教授はにべもなく拒否する。
田邊教授には植物より地位と名声が大好きなようですね。
図鑑は本来なら個人ではなく、大学が発行するべきです。予算の制約が無いので出来栄えに違いが出るでしょう。教授はそれに気づかない万太郎に諦めさせようとしたのだと思って見ていました。あの言葉に悪意は無いです。このままでは万太郎が身体を壊したり、奥さんが看病疲れで流産してしまうかも。
万太郎は植物が大好きですね。田邊教授は植物よりも地位と名声が大好きなようです。まぁ、田邊教授は悪いわけではなく至って普通です。万太郎が異質な存在なので、教授としては相容れないのでしょう。
誰でも良い事が続くと落とし穴に落ちがちですが、落ちたらまた這い上がるしかないんですよね。
田邊教授に言いたい、「それってパクリじゃないですか?」。
万太郎のお願いの言葉のチョイスも、なー。「植物を探究する同志として」教授と万太郎、立場が違うんだよな。そして肩書きのない万太郎から言う言葉じゃない。教授のプライド傷つける。万太郎は、研究者として同じ位置にいると思っているけど、帝国大学の教頭とイチ研究者。立場が全然違うし、万太郎がそこら辺を理解していなかったから、拗れたんだろうね。
万太郎が善で、田邊が悪な訳ではない。どちらにも善と悪がある。そして、万太郎の悪は、天然の悪意だから、結構タチが悪い。本人は至って天真爛漫で、自分の悪いところに気づいていないタイプだから。特化型の天才に多いタイプだ。田邊は秀才なのでしょう。自分には生まれついて備わらなかった天賦の才を持った万太郎に傷つくことを理解していますが、万太郎はその辺が全く分かっていない人ですね。
田邊教授に言いたい、「それってパクリじゃないですか?」と思わせるようなことをしているのは、万太郎自身も気づいていないかもしれません。
寿恵子のように家族の支えが貴重ですね。彼女はしっかりと万太郎の心を支え続けているようです。
万太郎は一番大きな勘違いをしているかもしれません。教授は植物が好きではないようです。
田邊教授みたいな人はどこにでもいるし、自分を害する人からは離れるべきだとも言われますが、純粋すぎる万太郎が現れなければ、自分の中の闇と向き合うこともなかったかもしれません。多くの視聴者はそのような教授の欲望に忠実な人間臭さを見ているのかもしれません。
万太郎は頑張って立ち上がるでしょう。彼が持つ植物への愛は本物であり、その愛が彼を助けることでしょう。
田邊教授の意向は変わらなかったようです。万太郎は教授に会いに行き真摯に詫びるが、教授はにべもなく拒否しています。
万太郎は植物が大好きで、その愛情が彼の原動力となっています。一方、田邊教授は地位と名声に対する欲望が強いようです。
二人の間には立場の違いがありますが、それでも田邊教授が望むように万太郎が植物学の世界で輝くことを諦めることはないでしょう。
そして誰かが何かを助けてくれることで、せっかくの希望が描かれることでしょう。
愛することは大切なことですね。万太郎の愛すること、愛されること全てが重要な要素です。園子ちゃんが菫を愛でる姿は、家族三人で仲良く過ごす姿が愛おしく尊いと感じられました。
田邊教授には、万太郎の純粋な愛や熱意を理解することが難しいかもしれませんが、万太郎が自由になれないという言葉にも感じられるように、彼は諦めることなく植物学を追求するでしょう。
彼の愛することが彼を救い、誰かの助けもあることでしょう。
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