NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」の第94回は、神木隆之介さんが主演し、8月10日に放送されました。この回では、田邊教授(要潤さん)と寿恵子(浜辺美波さん)が、“舌戦”を繰り広げるシーンが登場しました。
浜辺さんは、素晴らしい表情や笑顔をされる方ですね。目元がちょっと亡き大原麗子さんに似ています。夫が留守の時に地図を広げて想像し、ヤカンから水を飲むところを見ると、あのサントリーレッドのCMの大原麗子さんを思い出しました。
寿恵子さんは圧勝しましたね。高藤さんほどではありませんが、田邊教授もやはり特権階級の尊大さと反面の弱さが明瞭ですね。明治時代ってこんな感じだったのでしょうか。ただ、同じ「偉い人」でも権力者の高藤に比べ、田邊は学者・文化人だから肌合いはやはり違いますね。教育者という看板も付けているから、別の意味でプライドが凄く高い反面、まだどうにか庶民でも話が通じる糸口はありそうです。
だいたい田邊教授、自分こそ日本を近代化させる先導役だと本気で思ってるようですが、身分制度の縛りで世の中が停滞していた旧幕(江戸)時代を打ち破ってこその近代化なのに、「世間(=庶民大衆)なんか相手にしない」なんて言っているようでは駄目ですよね。実は、寿恵子さんのほうこそ、教授が目指すものをきっちり体得して実践していると思いますよ。
教授どのは万太郎に対してはもちろんですが、寿恵子に対しても「俺は負けるかも」というようなジェラシーを抱いているのではないでしょうか。
勝った負けたではないんだよ。 脚本家が言いたいのはそこじゃないと思うけどな。
田辺教授は勝ち負けの世界で生きていくタイプではない。 冷静に分析する世界で生きていくタイプだと、脚本家は言いたいのだと思う。 実際、田辺教授は他の場面でも的確な分析をしている。
寿恵子さんは、田邊教授に対して見事な反論を展開しました。「槙野にご執心なのはあなたの方ですよ」と声を荒げた寿恵子さんに、田邊教授はある種の困惑を隠せませんでした。聡子さんは、「それでもお寿恵さんは私のお友だちです」と語り、凛とした態度を崩しませんでした。
スカッとする話ですね。やはり寿恵子さんは男前です。槙野に執着しているのは教授の方で、聡子さんが初めて夫に意見をはっきり述べた瞬間でした。何だか胸が熱くなり、素晴らしい話だと思いました。
「身の振り方を考えろ」とは大きなお世話だ。万太郎と寿恵子の絆は強い。いつもは従順で控えめな聡子も、今日は田邊の言動が余りに理不尽だったため、キレた。尊敬してきた旦那様にも少し疑問符がついたかもしれない。
スエコは普段と違う激しい怒りを、田邊教授にぶつけた。 かつての日本女性を絵に描いたような献身的で、しかも絶世の美女だったスエコが、なぜこんなに豹変してしまったのか。 これは2度目の出来事である。1度目は第55回の高藤フルボッコ事件。あの時もスエコはいきなり豹変した。
スエコは何も知らない。自分の夫を東大出禁(クビ)にして標本500を提出させている。スエコが怒るのは当然だが、周りに重大なことを隠していた万太郎のせいでもある。
それに今回の聡子以外にも、クリソツそっくりな女性が繋がっている。クララに始まり、同じパターンが続いている。
理解できない人は、新婚時の田邊邸シーンを思い出してほしい。スエコは当初、田邊教授に肯定的な印象を抱いていた。
しかし、田辺教授は西洋かぶれ過ぎて言葉が浅い。和歌を愛する徳永助教授や、八犬伝を愛読する寿恵子と比べて、人文的素養に欠けている。
聡子さんは、旦那様の言いつけ通りに毅然としていますね。
寿恵子さんは、きちんとお行儀を身につけられた方だと思います。普段の生活でも、きちんとしていて言葉遣いも丁寧です。
寿恵子さんはカッコ良かったです!家政婦のミタゾノさんを彷彿とさせました。感心しました。
田中は「相変わらず勝ち気な方ですね」と言いました。田中さんですね。
先生のご意見に賛成です。助けに来たつもりが余計なお世話をしてしまいました。身の丈に合った行動を心がけなければなりません。
教授がこういうことを言うとは思いませんでした。
田邊教授は、口では寿恵子には敵わないと悟ったので、「あなたのような方こそ、教育を受けるべきでしたね」という捨て台詞を吐いたでしょう。 田邊教授が言う女子教育は、女性は良妻賢母であるべきであり、夫に従うことが求められるというものでしょう。 田邊教授は、カビ臭い思考の持ち主であり、江戸時代のような考え方を持っているようです。
彼は馬鹿な人間ですね。良くないことは言わなければ良かったのに、余計なことを言って敵を作ってしまいました。後ろ盾の森さんもいなくなって、大学を追われてしまいました。哀れなことです。
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