万太郎(神木隆之介)は妻の寿恵子(浜辺美波)に手紙が届いたことを伝える。手紙は、植物学教室で教授になった徳永(田中哲司)からのもので、万太郎を正式に助手として雇うという内容だった。月給15円の条件を見た寿恵子は、「お金もらえるんですか?!」と歓喜する。万太郎も「まさか迎え入れてもらえるとは」とホッとした表情を浮かべ、その後大学に向かった。
「助手」と言いつつ、プラントハンター?田邊教授を追いやった美作教授とも仲良さそうだし、何かヤバそうですね。
徳永教授は、かつて田邊教授に万太郎のために意見を述べるほど実直でした。上司に意見するのは勇気がいることですが、万太郎を想う優しさがあるからこそでしょう。激動の留学を経ても、人間は本質的に変わらないため、この数年で人が変わったように腹黒くなると考えるのは難しいでしょう。
今後の徳永教授には、田邊教授のような人間味ある細やかな描写を期待しています。給料は仕事の量や生活費に比して少額かもしれませんが、全国への出張旅費は出してもらえるといいですね。たくさんの発見のチャンスを与えられたと思いますが、生活苦が本格的になるかもしれません。
田中哲司さんの演技力が、このような印象を与える要因となっているでしょう。もし自分が田中さんだったら、こういった記事をネット上で見たときには「シメシメ」と思うでしょうね。藤丸君が言っていた「最初の仕事がユーシー(田邊前教授)の色を消すこと」には、ネガティブな印象を持つ人もいるでしょうが、このドラマでは、徳永新教授が東京大学植物学教室を背負うことになりました。そのため、槙野万太郎に対しては、「稀有な人材」と「困ったヤツ」が相半ばしていたはずです。このドラマは、一時的には万太郎側から見れば「敵役」「邪魔をする役」になるかもしれませんが、最終的には「あの人も良い所があった」「見るところは見ていた」という余韻を残して退場し、「また出てほしい」「その後どうしてるかな」と思われるくらい印象に残るものになるでしょう。
徳永教授と田邊教授が再会した場面で、書き込みには色々なことが書かれていますが、実際には廊下ですれ違ったら挨拶するでしょうし、留学していたことも学長は知っているはずですから、ドイツについて話すのも不自然ではありません。その後の挨拶には、「私も世界を見てきましたよ」という言葉に心情がこもっていたと思います。田邊教授が留学を勧めてくれたことを思えば、徳永教授は恩義を感じていたでしょう。私は、田邊教授との挨拶の場面では、徳永教授が田邊教授が大学を解雇されたことを知らなかったと思います。万太郎は大学が閉ざされていると言っていましたし、それを何とかしようとするなら衝突は避けられないでしょう。しかし、徳永教授が上手く纏めてくれることを願っています。
なんか素直に喜べないよな。もし徳永教授が美作教授と懇意で、万太郎を自分の手足として使いたいと考えているのなら、東大にこだわる必要はない。田邊教授の下は嫌がってどんなに困窮しても応じなかったのに、徳永教授の助手はどうなのだろう。東大の出入り自由、安定した給料はありがたいが、万太郎は植物学者として図鑑の完成、日本中の草花を明かしていくべきだ。稼ぎはないが、赤旗カタンや借金取りが来るかもしれないが、やるべきことがある。今回、万太郎ネットワークもできたし、岩崎弥之助に気に入られてビッグスポンサーになる可能性もある。それがうまくいけば、助手なんてダメだ。助手の器じゃない。むしろ、徳永教授が助手になってもいい。植物学の知識や才能においては、徳永教授には劣らない。
徳永教授の様子や植物学教室の雰囲気をしっかり見て、出入りの自由だけ許可してもらう形になるのかもしれない。都合がいいが。
史実では、徳永教授は万太郎を助手として雇いましたが、「仕事は標本作りだけだ。余計なことはするな」と命じました。次第に、松村教授は万太郎が気に入らなくなり、解雇することになります。
幸い、波多野さんが万太郎を救ってくれました。彼女は頼りになりますね。来週も楽しみです!
私は徳永さんを信じたいですね。以前、徳永さんが田邊教授を諌めるシーンがありました。現実を見据えて、田邊教授の言動を批判するなんて素晴らしい人だと思いました。彼の精神が生涯変わらないことを願っています。はい。
明治30年頃、1円は3800円ほどだったそうです。したがって、15円は57000円ほどに相当します。500円の借金は約200万円です。もし1円が2万円説が正しいとすると、15円は30万円になります。大学助手なら前者の方が近いと思われますが、白菊1本に200万円を出す弥之助が政府の土地も買っていたことを考えると、後者の方が可能性が高いかもしれません。兄貴が泣いとるぞ、南部ダイバー。
500円の借金 → みえ伯母さんから給与前借りで100円 → 岩崎さんの300円でノジギク買い取り! → 残り100円は万太郎の助手の月15円で返済することになるのかな?
月15円は現在で言うといくらくらいかな?今まで賃金をもらっていなかったのだから、それよりも良いと思うけど、賃金をもらうと無理な要求も断りづらくなるかもしれない。
出世するために駆け引きして上りつめることは世の常です。だからこそ、岩崎さんの一声があったに違いないと思います。
史実では牧野さんは助手を経て77歳まで講師を務めましたが、今ではありえないですね。昔の大学はいい加減だったのか、それとも牧野さんがとても必要な人物だったのか。
田辺教授は個人の名誉が第一であり、徳永教授は大学の名誉が第一です。万太郎が初めて大学に来た時の2人の対応を見れば分かることがあるでしょう。
史実では確執があるようですね。田邊の次には徳永が敵なのでしょうか?もうあと1ヶ月ちょっとで終わるので、心が休まるストーリーにしてほしいです。
史実のモデルを深読みすると、そこまで腹黒いわけではないような気がします。
ただ、富太郎さんがぶっとんでいるので、腹黒っぽく見えてしまうのかもしれません。
想像力がすごいですね。史実や本作のあらすじを見ているのでしょうが、物語をもう少し楽しみましょう。岩崎さんはどう絡んでくるのでしょうか?版元でしょうか、タニマチでしょうか。
就職はありがたいことですが、実際には15円ではやっていけないので、すえちゃんはいろいろ苦労されたようです。
『らんまん』も残り1か月弱で終わります。徳永教授が万太郎を良い方向に導いてくださるといいですが・・・
東大教授からの指名で就任し、(薄給でも)好きな仕事をすることができることはありがたいことです。(とりあえず助手ですが)植物学者は天職です。頑張ってください、万太郎さん。
岩崎氏が万太郎の名前を聞いたことが、どんな伏線になるのか楽しみです。
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