NHKの連続ドラマ「らんまん」が12日に放送され、知の巨人・南方熊楠が名前だけ登場しましたが、実際には画面には登場しませんでした。万太郎(神木隆之介)と熊楠は史実では会っていないと言われていますが、ネット上では熊楠の登場を願う声が上がっています。
この日の「らんまん」では、万太郎のもとへ南方熊楠から「新種在中」と記した荷物が届きます。熊楠とは面識がなかった万太郎は、「初めての方じゃ」と手紙を開封します。すると、長い手紙に「ほとばしっちゅうのう」と書かれていて、万太郎は驚きます。手紙には、熊楠が14年ぶりに日本に帰ってきたこと、大英博物館で学んだことなどが延々と書かれており、自分で学名をつけた植物標本を送ってきて確かめてほしいという内容でした。
熊楠は博物学や民俗学の大家で、「知の巨人」とも呼ばれています。史実では、2人は文通を交わしましたが、実際に会うことはありませんでした。しかし、このドラマでは、2人の対面が実現しなかったことに熱望する声もあります。
お手紙のボリュームがすごい!昔の読み書きのできる人たちは、本当に惜しまずに筆をとって手書きで文字を書いたものですね。「迸っちゅうのう!」と言えば、今日からは加齢感を増した万太郎も一瞬、若き学究の徒の目に戻ったようです。知の巨人と称される南方熊楠さんの顔出しキャストはあるのでしょうか?小林一三氏が出演したので、東宝グループつながりで松岡修造さんなども出演してほしいですね。暑さ、もとい熱さならおまかせください!
南方熊楠と対面するのは見てみたいですね。ドラマも最終盤ですから、色々なネタをぶち込んでも回収は難しいかもしれませんが、見てみたいと思います。それは一視聴者の願望です。
史実がどうなのかはわかりませんが、偉人であっても威圧感を与える行為をする人に対して、「これは新種じゃない」とだけ送り返されるよりも、他に何かプラスアルファな発見があったなら、トラブルを回避できたのかもしれません。いらない心配をしてしまいました。
南方熊楠の名前が出てくるだけでワクワクします。彼は粘菌の大家であるため、藤丸との絡みがあれば面白そうです。なんか熊楠さんで朝ドラを見たくなりました。
実際には会っていない同時代の人物が創作上は関わりを持つことはよくあることですよね。(吉川英治の武蔵と沢庵和尚とか)らんまんでも南方熊楠と牧野富太郎博士が会って欲しいですね。実際は会えなかったようですが。
高知新聞のネット記事によると、牧野博士は(自称?)植物学の師匠なので、熊楠から会いに来るのが筋だと思っていたとか。
南方熊楠と言えば、てんぎゃんですよね。バトル漫画が主流のジャンプ黄金期において、なぜか南方熊楠を主人公にした緩い連載を開始したチャレンジ精神には頭が下がります。すぐ打ち切られたけど笑。
南方は漫画の日露戦争物語で知りました。植物学者の牧野を通じて酒造りを目指す女性たちと繋がれば、南方の細菌学の分野で酒酵母と結び付く可能性があると思います。
ドラマだと対面はあり得ますが、実際は文通だけだったそうです。機会はあったようですが、その時は牧野博士は会いに行かなかったみたいです。
牧野富太郎のモデルは多少誇張して奇人と呼べるかもしれませんが、南方熊楠は掛け値なしの変人です。
フィクションでこの2人が出会った時の化学反応を見たいです。
南方熊楠は、牧野富太郎の植物図鑑を取り寄せて調べており、花などの植物は、牧野には敵わないと考えて、「粘菌」の研究に向かったそうです。
南方熊楠は粘菌学の世界的な第一人者として認知されていましたが、幅広い分野で活躍していたことがわかります。
昭和天皇が戦艦長門に乗って田辺市まで熊楠に会いに行くことから、ある意味で万太郎よりも偉大な人物だったのでしょう。
今年、120年ぶりにハチクの花が咲いた年に、らんまんのドラマが放送されたことから、何か運命を感じます。
昔、週刊少年ジャンプで連載されていた「てんぎゃん」という作品の主人公が南方熊楠だったことを思い出します。もし再び印刷物で販売されるなら、読んでみたいですね。
今年の春、和歌山で(おそらく他県でも)120年に一度咲く破竹の花が咲いたというNHKニュースがありました。
もしできるなら、坪内逍遥も再登場して、明治の三大知的巨人の交流を見てみたいです。
今日は寿恵子さんが出演するのでしょうか?万太郎も気になりますが、寿恵子さんの方がもっと気になります(笑)。
「てんぎゃん」は万太郎よりも面白いそうですね。もし出演するなら、楽しみにしています。
正岡子規や秋山真之は東京大学時代の同期だったのでしょうか?
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