第125話は大正12年(1923年)、関東大震災から約1カ月後の出来事です。万太郎(神木隆之介)はムラサキカタバミの植物画を描いていました。このような時期だからこそ、逞しく咲く植物を見ることができて嬉しかったです。万太郎はその気持ちを誰かに伝えたいと、寿恵子(浜辺美波)に話します。寿恵子は百喜(松岡広大)と大喜(木村風太)に広い土地を探してほしいと頼みます。そして、待合茶屋「山桃」の常連客である相島(森岡龍)にも”ある決意”を伝えることになります…という展開です。
万太郎は図鑑の原稿が燃えたが再起し、寿恵子のために頑張っている。二人は40年の愛を確かめ、標本と原稿を守るために広大な土地を探す。寿恵子は相島に山桃を買い取ってもらい、万太郎と共に野原を歩く。
残り1週。万太郎と寿恵子の夢の図鑑は。
次週、最終週、スエコザサの由来へつながる展開?
盲目の馬琴先生が「八犬伝」を最後まで書き上げた話。万太郎と寿恵子も逆境に負けずに最終盤に差し掛かった物語を仕上げる段階に来たようです。
寿恵子の『女将奮闘記』も一つの結末を迎えました。120円で買った土地が相島さんの厚意もあって5万円になったのは驚きですね。渋谷の土地の価値が関東大震災と深く関わっていたという皮肉な事実もありました。
万太郎一家は新天地・練馬で再出発することになりました。残り1週間で「らんまん」も最終回を迎えますが、最後までしっかりと見届けたいと思います。
寿恵子さんが疲れているように見えてきましたが、大丈夫でしょうか。万太郎の白髪頭が似合って見えるし、年を取っても万太郎夫婦みたいな歳の取り方なら、老いていくのも良いと思えました。来週はどうなるのでしょうか。涙が出てくるような場面があるかもしれませんが、微笑みながら泣けるような場面だと良いですね。
万太郎の植物への情熱は、苦難の中でも変わらない素晴らしいものです。庭にムラサキカタバミの花が咲いていたあの時、本当に良かったです。万太郎は他の人にもその思いを伝えたいと熱く語ります。寿恵子は真っ直ぐな目で万太郎を見つめ、愛しく思いながら「あなたが好きです」と言います。万太郎もその気持ちに応えます。寿恵子の大胆な決断は見事です。上手くいきますように…
寿恵子は変わる世の中を見て、もう一度店を営もうとする気になれませんでした。しかし、寿恵子は驚きを感じながらも、原稿と標本を失っても一からやり直す意思を示す万太郎を理解しました。万太郎が寿恵子が願ったから無理をしているわけではなく、特別な存在でもありませんでした。「こんな時でも、こんな時だからこそ、植物の持つ生命力を見た嬉しさを伝えたかっただけ」という言葉は、以前の寿恵子がよく知る万太郎だからこそ言えるものでした。寿恵子は万太郎に魅かれ、今でも愛していることを感じました。
無政府主義者の突発的な感情や行動とは対照的な、永遠に続く清廉さに心を打たれました。
関東大震災の影響で、多くの人々が渋谷に集まってきました。しかし、万太郎は被災を逆手に取り、再び立ち上がろうとしています。
寿恵子は「やまもも」を5万円で売却し、練馬の大泉に広大な土地を購入しました。彼女の即断即決は本当に先見の明があります。
この時期から、子供たちも楽しめる図鑑を作り始めました。ドラマの中でも標本を失っても、万太郎と一緒に立ち直ることでしょう。150円で購入した土地の価値が300倍以上になったことも驚きです。寿恵子には本当に先見の明があったのですね。ヤマモモは、図鑑を完成させるための手段に過ぎません。
相島さんに5万円で買ってもらった「山桃」という待合。練馬に学校の校庭ぐらいの広さの土地を購入しました。
今風に言えば、東急グループに店の権利を売却し、莫大な資金を元に大泉学園(練馬区東大泉)の土地を確保し、標本を安全に保管できる標本館を建設する予定です。
万ちゃんが草花の精なら、寿恵ちゃんはそれを見守る女神のようですね。
あなたの心はずっと明るい方を向いていることで、2人が寄り添い合い、万ちゃんが寿恵ちゃんの頬にキスをするシーンは素敵でした。
寿恵ちゃんは周りを上手く頼ることができて、依存せず、愚痴や妬みを言わず、流されずに自分の芯を持っていて、与えることが好きなようです。これってある特別な性格のことですよね。
さすが、寿恵子さんですね。
寿恵子は山桃を売却するだけでなく、標本を守るために田舎に広大な土地を購入するという驚くべき行動を起こしました。
次週は最終回ですね。毎日の楽しみが減ってしまうのは悲しいですが、どのような結末になるのかワクワクしています。
練馬は戦災を免れた史実があるため、寿恵子は新聞の内容からも大きな災害が再び起こることを予知したのかもしれません。彼女は万太郎の命とも言える標本の価値を誰よりも理解しており、渋谷の物件を購入したり、商才のある女性を上手に演じています。
寿恵子は自身の生涯が短いことを知っていたのだろうか… まるで、終活をしているかのようであり、練馬の土地(最後の住処)は万太郎への最後の贈り物のようにも思えた。
しかし、東急が渋谷を開発する前や、西武が大泉学園の街づくりを始める前に目をつけるなんて、本当に驚きだね。いやいや、渋谷は叔母夫婦が情報を仕入れていたからであり、今度は息子たちが情報を仕入れて土地を購入したのだろうけど…。でも、寿恵子自身、太平洋戦争の戦禍を予測していたようにも思える。彼女は先見の明のある女性だったんだろうね。そもそも、当初、海の物山の物も分からないような万太郎(富太郎博士)と結婚したくらいなんだから。ホント、すごい女性ですよ。
万太郎と寿恵子は年を重ねても仲が良く、寿恵子は素晴らしいですね。彼女は渋谷に待合を持ち、繁盛させ、そしてそれを高値で売却しました。また、大泉で広大な土地を取得するなど、彼女は成功者です。万太郎も彼女の手の上で泳がされているような感じがします。
今日の最後のシーンでは、寿恵子はいい表情をしていましたが、この週は彼女が疲れた表情を多く見せたり、気だるさを感じさせる表情を見せたりしました。
残り1週間で最終回がやってきますが、史実通りの展開になってほしくないと思っています。来週のタイトルが『スエコササ』のようで、不安で不安でたまりません (泣)
寿恵子さんは大きく店を拡張することもできたでしょうが、彼女の思い切った決断は理解できます。ただ、彼女もそろそろ…できれば最終回まで元気でいてほしいです。ちなみに、当時の5万円は現在の価値でどのくらいになるのでしょうか…
明らかな合成だったのは少し残念だったけど、神木さんも浜辺さんも年を重ねた風貌や話し方立ち方が素晴らしい。寿恵子さんの人生最大の『愚決断』は残念ですね。万太郎さんは好き勝手なことのみしかできない、ある意味人間性に問題がある方ではなかったのでしょうか。万太郎は本当に幸せ者ですね。今日の寿恵子はかっこよすぎて涙が出てきました。練馬区立牧野記念庭園は西武池袋線、大泉学園駅から400mです。ひいじいさんに渋谷に土地1000坪も買っておいてもらえば良かったですね。寿恵ちゃんさすがです!先見の明があります。
コメント