第128話では、波多野の推薦により万太郎が理学博士になることが決まり、寿恵子も喜ぶ展開が描かれる。しかし、万太郎は図鑑が未完成だという理由で申し出を固辞する。波多野と藤丸は万太郎の偉業に驚き、彼の植物分類学者としての地位を称える。寿恵子も万太郎に理学博士になるように勧め、彼の名前が永遠に刻まれることを語る。SNS上では、寿恵子の励ましや推し活に対する反応が寄せられる。
万太郎は当初理学博士取得を固辞し、「大学に不義理をし、また目標を成し遂げていない」と発言しました。それが彼らしい妥協しない姿勢であると感じました。
波多野はそれを予想し、説得することを決めていたように思えました。しかし、「黎明期に時代と摂理により、(万太郎は)この時代に呼ばれた」という言葉は本心のようにも思えました。藤丸も含め、彼らは万太郎の存在の偉大さを認めていたのだと思います。
寿恵子の説得には笑いました。確かに売れるでしょう。しかし、彼女の本心は植物学の歴史に永遠に名を刻んでほしいということであるように思えました。
3人全員が万太郎のことを思っていることが、言動から現れていました。とても爽やかな朝となりました。
徳永氏は今や東大の名誉教授ですね。万太郎とは助教授時代に出会い、長い間一緒に頑張ってきましたね。万太郎が大学に不義理をして去ったことにもかかわらず、徳永氏は心残りを感じていて気にかけてくれていたようです。
残り2日で寿恵子の病状も気になりますし、竹雄と綾の酒造りが成功したのか、図鑑の完成と刊行についてももっと詳しく知りたかったですね。もう少し続けてほしかったと思います。
万太郎は理学博士の称号を遠慮しようとしましたが、そこで寿恵子の商才が発揮されました。「理学博士になって満を持して図鑑を出したら売れるでしょう」と言った寿恵子に、周りの人たちは微笑みました。体調が思わしくない中、この時だけは生き生きと万太郎を説き伏せました。授与式での徳永教授の姿は、世話が焼ける教え子を優しく見守る先生のようでした。
普段、大河ドラマや朝ドラ、Apple TVくらいしか観ない私ですが、今回のドラマで浜辺美波さんを初めて知りました。和装も洋装も素敵で、本当に綺麗で可愛らしいですし、コミカルな演技も上手です。縁側で見せる憂いた表情も絶妙でした。浜辺美波さんは長い間活躍される俳優さんでいてほしいですし、また近い将来、大河ドラマでお会いできることを楽しみにしています!
波多野教授や藤丸さんは、万太郎が理学博士になることを辞退しようとしても許さなかった。寿恵子の経営の才も彼を後押ししていた。
万太郎と寿恵子が縁側で寄り添い、庭の植物を眺める姿には癒されます。また、妻にいくつになっても「今日もきれいじゃのう」と言ってくれる旦那さまは最高です。
今日も泣いてしまいました。万太郎はやはり一旦は理学博士になることを辞退しましたが、それが彼らしいですね。相変わらず頑固な一面もありますが、波多野教授は彼のことを説得し、寿恵子もそれを受け入れるように言いました。寿恵子は理学博士になり、図鑑が大ヒットして売り切れになるだろうと言っていました。さすが寿恵子です。彼女は商売の天才です。渋谷には相島が必要であり、彼女は渋谷をこのような街にするために闘ってきた盟友とまで思われていました。
寿恵子の言葉通り、小学校中退の万太郎が作るこのクオリティの高い、日本全国を網羅した大図鑑は売れるでしょう。寿恵子は間違っていません。その一言に寿恵子は箸を落としました。しかし、今日は彼女らしさが出ていました。明日も楽しみにしたいと思います。
波多野の説得に感動し、寿恵子の一押しに笑った。波多野と一緒に万太郎の功績を称えるよりも、寿恵子の口から「売れるじゃないですか」と言った方が響くよね。お金の苦労をさせてきたし、寿恵子の本音は最後の「あなたの名前が刻まれる」ってことが大事なのでしょう。
万太郎が大学を辞めた時、「理学博士の件はどうするのかな?」と思っていました。ここでそれが繋がってきましたね。徳永名誉教授も田邊教授のようにネチネチ言う人にならずに良かった。見事な脚本です。ただ、寿恵子の体調が心配です。
寿恵子さんは、売れるために推したのでしょうか?若い頃から、万太郎の行動や努力を知っている寿恵子さんは、「槙野万太郎という男は植物好きの一般人」で終わることに納得できなかったのではないかと感じました。
万太郎は学歴よりも成果を重視しています。寿恵子さんにプロポーズするよりも、石版印刷の技術を身につけることを優先しました。そして、雑誌を発行するまで寿恵子さんに会おうとしませんでした。
寿恵子さんはさすが商売のセンスがありますね(笑)。万太郎の名誉よりも売り上げを優先したのです。いつも家族の前ではお金のことをあまり言わない寿恵子さんが、今朝は図鑑が売れることを優先したのでしょう。
千鶴は助手としての仕事や身の回りの世話をしているのかもしれません。練馬の槙野家では、居間には家族の写真が飾られている一方で、別の部屋には園子の遺品が置かれています。他の槙野家の子供たち(千歳、百喜、大喜)はどんな活躍をしているのか気になりますね。虎鉄も植物学者になったのかもしれません。
そして、ついに小石川植物園が登場しました。徳永名誉教授も生きていて良かったです。
「最後まで世話が焼ける。」 これは徳永名誉教授だけでなく、寿恵子をはじめ万太郎の周りにいる人々の思いではないでしょうか。愛情を込めて支えているのです。
もう少し見ていたかったですね。スピンオフ作品が作られるといいですね。それぞれの人物に焦点を当てた物語が楽しみです。久しぶりにこんなに感動する朝ドラでした。
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