寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせてほしいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)に頭を下げる。一方、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)は花岡(岩田剛典)を呼び出し非難する。寅子の事情を理解したはるは、必ずいい人を見つける、と奔走するが、相手はなかなか見つからない。そんな中、気落ちする寅子を、優三(仲野太賀)が訪ねてくる。優三は寅子の見合い相手に立候補する。
寅子さんは、結婚すれば弁護士として認められると思っているようですが、まず重要なのは結婚相手の選び方です。仕事に理解がある男性でなければ、難しいのではないでしょうか。令和の今では家事の分担は当然とされていますが、当時は女性が仕事を持っていても、家事は女性の仕事とされ、男性は何もしないことが多かったのです。お見合いでは、結婚してみないとわからないことも多々あります。ですから、彼女の仕事への理解も深い優三さんが、将来の伴侶としてぴったりだと思います。
優三さんは、おそらく「決死の覚悟」でお見合い相手に立候補したのだと思います。しかし、まだプロポーズとまでは言い難い状況です。それに対して寅子さんは「契約」の意識で頭がいっぱいで、優三さんの秘めた思いに気が回っていないようです。そもそも結婚に対して夢を抱いていない寅子さんだから仕方ないのかもしれませんが、彼女の心に相手を思いやる気持ちが早く芽生えれば良いと思います。
27歳で「年が行き過ぎている」とは驚きました。当時は二十歳くらいで結婚するのが普通だったので、無理もないでしょう。寅子さんと優三さんは相性が良さそうですし、優三さんが寅子さんが弁護士として活躍できるようにサポートしたいと言っているので、理想のパートナーだと思います。イケメンや高収入だけで相手を選ばないところにも好感が持てます。
優三さんの腹痛は、精神的なものではないでしょうか。緊張するとトイレが近くなるのは誰にでもあることです。また、轟さんは良い人です。花岡さんに意見していたこともありますし、ドラマ的には轟さんにも良いお相手が見つかればいいですね。
優三さんのモデルになった書生さんには肺の病気があったそうです。おそらく、それでは笑えないので、緊張するとお腹を下すという設定にされたのでしょう。肺の病気で何度か徴兵を逃れたという話もあるようです。
太賀さんが腹痛とお尻を押さえるシーンでは、優三さんの中で大変なことが起こっているのが分かりやすくて、かわいらしいと感じました。過敏性腸炎も、何か病気が隠れている可能性があるので、今そのような症状がある人は一度診てもらう方が良いでしょう。
病院に行った方が良いという大吉さんの言葉は、今後の優三さんの運命を暗示しているのかもしれませんが、ここまではネタバレにならない範囲ですね。こういう笑ってしまうシーンを、逆の展開への予兆として描く吉田さんの脚本には細部へのこだわりが感じられます。劇的な要素がこんなところにも現れているのです。明日はもう二人の結婚式かもしれませんね。
寅子さんの行動には「その手って…おい、寅ちゃん…」と思ってしまいましたが、それも寅子さんらしくて面白いです。がっつり恋愛モードの女子も良いですが、こんな女性も魅力的ですね。しかし、優三さんは一世一代の覚悟を決めて臨んでいました。工場で寅子さんのお見合い話を聞いた優三さんの表情は何とも言えませんでした。ここでも胃腸の問題が出てきてしまうとは、気の毒ですね。明日は結婚式でしょうか。金曜ですし、花岡くんのことは責められないと思います。男女の問題は周囲がどう言ってもどうにもならないことが多いです。寅子さんと花岡さんの二人の問題だと思います。
どう考えても、優三さんは寅ちゃんに対して理解も深く、心もイケメンですよね!お腹が弱いのは心配ですが、それでも素敵な方です。花岡くんも彼なりに考えて行動しているのでしょうが、やはり『キザったらしい』感じが残念です。その点、今日も轟くんは素敵でした。
以前、寅子が優三に「緊張した時はこの顔を思い浮かべて!」と言って見せた変顔を、またやるのかと期待してしまいました。あの変顔は本当に緊張をほぐす力がありますよね。どこかにその画像がないものでしょうか?保存して使いたいくらいです。
轟さんとよねさんが、花岡さんを呼び出した場面も印象的でした。最期に花岡さんが轟さんに「ありがとう」と言った一言が、花岡さんが悩んだ末に出した結論を象徴しているようでした。
優三さんの過敏性腸症候群、この時代には薬もなく大変でしょう。まだ銀行で働けるレベルだから良いものの、悪化すれば日常生活にも支障をきたすレベルになりますね。試験の時に緊張でお腹が痛くなるという優三さん、寅子へのプロポーズは試験以上に緊張したのでしょうね。とても優三さんらしいです。
寅子さんは利害の一致だけを考えているようですが、優三さんには色々な愛があります。寅子さんがその愛に気づいたら、ドラマの趣旨にも合うと思うのですが。法律は法律、愛は愛ですよね。
どちらかがへりくだってお願いするような結婚は良くないのは、時代に関わらず万人が知っていることです。記事を見た後に言うのはどうかと思いますが、こんな記事を載せる必要があるのでしょうか?テレビを見ながら書ける内容だと思います。
過敏性腸症候群は、ミヤBM錠を飲み続けると、かなり良くなりますよ。正露丸はなかったのでしょうか?過敏性大腸炎なのでしょうか?
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