朝ドラ史上最低視聴率を記録した「おむすび」の現状
橋本環奈さん(26)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」が3月28日に最終回を迎えようとしていますが、視聴率は低迷の一途を辿っています。3月13日放送回までの世帯平均視聴率は13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、歴代朝ドラワースト記録更新が濃厚な状況です。
直近の3月18日に放送された第117回の平均世帯視聴率は12.2%、平均個人視聴率に至っては7.1%という数字が出ています。瞬間最高視聴率は初回の16.8%で、その後は右肩下がりの状態が続いています。2月以降は9回連続で12.5%未満という厳しい数字が続き、最終回までに視聴率を回復させるのは絶望的な見込みとなっています。
この状況に対してNHKの山名啓雄メディア総局長は19日の定例会見で「視聴者の皆さんはいろんな形でテレビがお届けしているコンテンツに触れていらっしゃると思う」と述べ、テレビのリアルタイム視聴だけでなく、BSやNHKプラスでの同時配信、見逃し配信など、さまざまな形での視聴形態があることを説明しました。視聴率の低下については「1つのその表れなのかな」と見解を示しています。
しかし、多くの視聴者からは「一つ前の虎に翼は16%以上は取っていたから視聴環境の変化というのは無理がある」「ドラマそのものが受け入れられなかった」といった声が上がっています。朝ドラは固定ファンが多く、単なる視聴環境の変化だけでは説明できない視聴率の低下と言えるでしょう。
専門家の間では、この「おむすび」の視聴率低迷は、毎日定時に観ている固定層やドラマ好きの関心層が見限ったことが大きいと分析されています。統計学上は13%も16%も誤差の範囲内かもしれませんが、視聴者の「失望」が数字に表れたと見ることもできます。
一方で「毎朝時計代わり視聴が12%いるということを教えてくれただけ」という皮肉めいた意見も見られ、朝ドラの「ながら視聴」層の実態が浮き彫りになった側面もあります。また、「低視聴率だが、どの番組も率を取れないテレビ離れの中で毎週ベスト10に入っていればそれほど声高に騒ぐほどのことではない」という擁護する声もあります。
NHK側は、オリジナル作品として「平成や令和で頑張っているギャル魂を持って頑張っている女の子を通して、さまざまなことを伝えるべきドラマとして作ってきた」と主張し、「阪神淡路大震災だったり、東日本大震災だったり、そういうものを描いていくっていうのはある種のチャレンジ」だったと振り返っています。
しかし、視聴者からは「話もふらふらしていて主役も毎週かわったり」「最初聞いていた管理栄養士として主人公が大成するという部分はほとんど端折られて内容が飛びまくり」「おむすびをたまにほんのちょっと出てくるけどメインを張るには程遠い」といった批判が相次いでいます。「結局何がしたかったの?」という根本的な疑問を抱く視聴者も少なくありません。
最終回を目前に控えた今、この「おむすび」がどのような形で幕を閉じるのか、そして朝ドラ史上最低視聴率という不名誉な記録を残すことになるのか、注目が集まっています。一部では「最終回のとこ気にしてる人いるけど私は週末の終わりくらいの内容で良いと思ってる。この家族のこの先は視聴者が好きなように想像すればいいの」という声もあり、視聴者それぞれの受け止め方も様々です。
年間を通して高い受信料を支払う視聴者の厳しい評価が、この視聴率に表れていると言えるでしょう。NHKにとっても橋本環奈さんにとっても、この「おむすび」の結果は今後に大きな影響を与えることになりそうです。

橋本環奈の演技力と朝ドラヒロインとしての評価
「千年に一人の逸材」と称され、タレントとして人気を博してきた橋本環奈さんが朝ドラヒロインに抜擢された際、期待と不安が入り混じる声が上がりました。NHKは彼女を紅白歌合戦の司会に起用し、その司会力に注目が集まったものの、それはあくまでタレントとしての評価を高めただけであり、女優としての評価は別問題でした。
「おむすび」放送を通して明らかになったのは、橋本環奈さんの演技に対する厳しい評価です。多くの視聴者から「演技力がない」「軽い」「深みのない芝居」といった声が寄せられています。ある視聴者は「橋本環奈の芝居は軽い。下手というよりも、深みのない芝居。これ、作品を軽く見せてしまう要因にもなるんだよね」と指摘しています。
朝ドラのヒロインは女優の登竜門と言われてきましたが、橋本環奈さんの場合は逆に女優としての弱点が露呈する結果となりました。「女優として代表作なんてあるわけでもなく、脇役でヒットした映画がいくつかありますが、そんなに演技力も高くないし、俳優としての魅力はありません」「パロディとかバラエティ寄りの演技に慣れているだけで容姿が整っていなければ、売りにすらならない」という辛辣な評価も見られます。
橋本環奈さんの演技の特徴として、15歳も30歳も同じ演技に見えるという指摘もあります。「内面を出したり表情や振りでぐっと心を掴むような場面は作れていない」と感じる視聴者も多く、昨年12月30日に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」で彼女のプロ意識の高さを演出しようとしたシーンが、逆に「パワハラのような圧を感じてしまった」と批判を浴びる事態にもなりました。
また、主人公の米田結の物語というよりも「橋本環奈の話」にしか見えないという批判も上がっています。オープニング映像からして「橋本さんのイメージビデオのよう」という印象を抱いた視聴者も少なくありません。「橋本環奈をヒロインとして使いたいという目的だけしか感じられません」「髪型とか衣装が橋本環奈を引き立てるような選択をしていて、それが妙に浮いてドラマのリアリティさを台無しにしている」という意見もあり、ドラマ全体のバランスが崩れていると感じる視聴者が多いようです。
特に高校生や新婚の頃と殆ど髪型が変わっていない点も指摘されており、「せめてセミロングかショートボブとかにして、主婦っぽく見せてくれたら」という声も。娘が中学生役になってからは「姉妹にしか見えない」という違和感を訴える視聴者も多くいました。
さらに、多忙なスケジュールの中で朝ドラに出演したことで、撮影に穴を開けることになり、脚本や撮影スケジュールに影響を与えたという指摘もあります。「多忙だけど演技力は無いという不思議な俳優、橋本環奈」との皮肉めいたコメントもあり、朝ドラヒロインという重責を担うには条件が整っていなかったとの見方が強いです。
一方で、「橋本さんは多忙でもしっかり卒なくやり切ろうとした」「コメディエンヌとしては他の出演作同様に魅力がある」と擁護する声もあります。「本人らしく演技することは製作陣からのリクエストであるように見受けられる」との見解もあり、橋本環奈さん個人の責任だけでなく、起用したNHK側の判断ミスを指摘する意見も多く見られます。
朝ドラ視聴者からは「しばらく橋本環奈の作品は見たくない」という声もSNSで上がっており、橋本環奈さんにとって「おむすび」の評価は今後の女優人生に暗い影を落とす可能性があります。「橋本環奈のピークは朝ドラ前で後はずっと下降線を辿るだけだと思う」「主役級の扱いはほぼ無くなるんじゃないかな」と予測する声もあり、4月22日スタートのドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)での主演にも影響が及ぶことが懸念されています。
朝ドラは多くの女優がブレイクするきっかけとなってきましたが、橋本環奈さんにとっては”何をやっても橋本環奈”という印象を視聴者に与え、女優としての評価を下げる結果となってしまったようです。容姿の魅力に依存しない演技力を磨き、この逆境を乗り越えていけるかが、今後の彼女の課題となるでしょう。
「おむすび」の脚本が抱える問題点と視聴者の反応
「おむすび」の視聴率低迷の最大の要因として多くの視聴者が指摘するのが、脚本の問題です。平成元年(1989年)生まれのヒロイン・米田結がギャル文化に出会い、栄養士となって現代人の抱える問題を食の知識とコミュニケーション力で解決していくという設定でスタートしたこのドラマですが、実際の展開は多くの視聴者の期待を裏切るものとなりました。
最も大きな問題として指摘されているのが、話の軸のブレと展開の支離滅裂さです。「話もふらふらしていて主役も毎週かわったり」「最初聞いていた管理栄養士として主人公が大成するという部分はほとんど端折られて内容が飛びまくり」という声が多く、「全体的に脚本がしっかりしていなくて行きあたりばったりの内容という印象の朝ドラになっている」という批判が相次いでいます。
また、ドラマの中で描かれる1995年の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災、新型コロナウイルスの感染拡大といった実際に起こった未曾有の出来事も、視聴者の心に響く形では描かれていないと指摘されています。「神戸を舞台にした意味は、まきちゃんに似た詩に生きる意味を語ることとギャル魂で昇華されてしまうのだろうけど、スーパーが出来たあとの商店街の様子も全く描かれないままどんどん店主たちがフェードアウトしちゃったし、震災後に神戸の人がどう生きてきたか、ということにはほとんど触れないまま」との声もあります。
時間軸の扱い方にも違和感を覚える視聴者が多く、「ドラマの中でも、トーンがバラバラ、時間の流れもぎこちない、リテイクを重ねた痕跡が見えない」と指摘されています。このようなちぐはぐな展開は、主演の橋本環奈さんのスケジュールに合わせて脚本を調整せざるを得なかったことが一因との見方もあります。「スケジュール的に厳しい橋本環奈に拘ったのでしょうか」「撮影中に長期の穴をあける人物を半年続く連ドラの主役に抜擢したツケ」という意見もあり、脚本家だけでなく、起用したNHK側の責任を問う声も上がっています。
また、「おむすび」というタイトルと実際の内容の乖離も指摘されています。「九州で『おむすび』なんて呼び方しない、おにぎりって云うでしょう」と地域性への配慮が欠けているという声や、「だから最初からタイトルは『KING OF GAL』。主演仲里依紗。にしとけば、まだギャル好きや若者が見たんじゃないかと思う。少なくとも『おむすび』ではない」という提案も見られます。
さらに、ギャル文化を前面に押し出した設定に対しても「単純に制作側が持ち出したギャルが、視聴者に受け入れられなかったんじゃないの。ギャル魂だ、ギャルファッションは自分を前向きにして明るくするって、そんなの誰が共感するの?」という疑問の声があがっています。
朝ドラとしては珍しいオリジナル作品であることから、史実に基づいた作品と比べてストーリーの整合性が取りにくい面もあったようです。「史実を元にした物語はストーリーに整合性があるから違和感は感じられないけど、オリジナル作品になると全くと言っていいほどストーリーに統一感がなく、支離滅裂な展開になることが多い」という指摘もあります。
特に印象的なのは「浅ドラ」という皮肉めいたニックネームがSNS上で広がったことです。これは内容が「浅い」とともに、「朝ドラ」をもじった表現で、「全編総集編みたいな出来になってしまった」という批判を象徴しています。「普通のドラマならストーリーの肝となるであろう部分をことごとく端折り、まるで総集編かのようにナレーションで済ましてしまった」という声も多く、視聴者が物語に没入できない原因となっています。
また、「朝からゲンナリします」「ただただ、つまらない」「色々と強引な展開すぎて訳がわからない」という率直な感想も多く見られます。「基本的に週ごとにブツ切りで、明かされるべき伏線も主人公たちが挑む大勝負もなく、ハラハラする要素がない」という分析もあり、金曜日に「来週はどうなってしまうんだろう」とワクワクする楽しみが皆無だと感じる視聴者が多いようです。
最近の朝ドラについて「手抜き感満載になってて」「チャレンジ精神を失ってしまって」「有名脚本家に有名女優を抜擢しておけば何とかなるという安易な考え」という批判的な意見も見られ、「おむすび」はそのような傾向を象徴する作品となってしまったようです。
一方で「随所に社会事象を織り込みつつ家族愛を軸としたフィクションとして、一連の朝ドラ同様に軽い感じで抵抗感なく見ています」という肯定的な声もありますが、全体としては「駄作と呼ぶには駄作に失礼とまで思えてしまう」という厳しい評価が大勢を占めています。
最終回を目前に控え、「脚本と題材も良くなかった」「最終局面でメシ食わない若者ぶっこむなら、こないだのダイエットし過ぎで担ぎ込まれた若者の話いらねーだろ」「もう収集がつかない感じ」という声も上がっており、どのような形で物語が締めくくられるのか注目されています。
愛子の突然の家出からみる米田家の家族像
「おむすび」の第24週「家族って何なん?」で描かれた愛子(麻生久美子)の突然の家出は、多くの視聴者に驚きとともに既視感を与えました。”一人で糸島に行きます。愛子”とつづられた書き置きを聖人(北村有起哉)が発見し、結(橋本環奈)に電話で伝える場面が放映されると、視聴者からは「家出?!」「出てってしもた!?」「ええぇ!!?? お母さん1人で糸島に?!」といった反応が続出。そして多くの視聴者が思い出したのは、第58回で「ヘアサロンヨネダ」のホームページをめぐって怒った愛子が一度目の家出をしていたことでした。「えー! また!?」「あれ?? 前にもあったw」「家出ふたたび!」という声が上がり、物語展開の反復性に疑問を感じる視聴者も少なくありませんでした。
この愛子の行動は、米田家の家族関係の特徴をよく表しています。多くの視聴者が違和感を覚えるのは、米田家の家族間のコミュニケーションスタイルです。「米田家に事前連絡やアポという概念は存在しないらしい。まずここが現実離れし過ぎています」「誰も彼も事前の連絡なく突然訪問してばっかりやな!」という声があり、家族間の基本的な意思疎通の欠如が指摘されています。
特に愛子の糸島への移住願望については、「愛子さんがなんでそんなに糸島にこだわるんやろ、っていいたい。通いでできるところに畑借りなよと」という疑問の声も。一方で「愛子さんは佳代のことも心配だけど聖人とセカンドライフを考えているのでしょう。聖人が床屋やってるうちは翔也は自立できないし、また2人の子供独立しちゃったし自分の好きなように生きたいんじゃないのか」と理解を示す声もあります。
また、結のコロナ禍での一人暮らしの決断も、同様に突然の判断として描かれていました。「結がコロナ禍で1人で生活すると言ったのも突然で、ご飯も作ってもらっておいて、せめて取りに行って家族にはドア越しでもいいから直接伝えろと思った」という批判も見られ、米田家全体の意思決定の唐突さとコミュニケーション不足が浮き彫りになっています。
この家族の特徴として「コロナ禍の時の結といい、『向き合う』とか『話し合う』とか無いの?」という疑問が投げかけられています。また「愛子さん、翔也のお母さんに結の結婚を認めて貰うため、誰にも知らせずに栃木まで行っていちごの収穫まで手伝って誰も知らないうちに神戸に帰ってきてる。栃木まで片道4時間以上掛かるのに、何処でもドア状態でワープ移動。いつまで若いスーパーお母さん」という声もあり、現実離れした行動パターンに対する違和感も強いようです。
「隣の市に行くかのように思いつきで糸島に行ってるけど実際神戸から博多まで新幹線でも片道15,000円ぐらいかかるし世間一般の主婦は時間的にも金銭的にもこの行動はあまり出来ないですよ」という指摘のように、経済面での現実性の欠如も多くの視聴者が感じている点です。
そもそも「客商売しているのに突然の不在とか自由すぎる」という疑問も多く、聖人の床屋という仕事と愛子の自由な行動の間に矛盾を感じる視聴者も少なくありません。
ドラマ内の家族関係については「文句言いながら上げ膳据え膳要求してくる視聴者にはちょっとハードル高いかな」と擁護する声もある一方で、「おむすびの最終回のとこ気にしてる人いるけど私は週末の終わりくらいの内容で良いと思ってる。この家族のこの先は視聴者が好きなように想像すればいいの」という諦めにも似た意見も見られます。
特に注目すべきは、ドラマのタイトルにも関わらず「家族って何なん?」というテーマが十分に掘り下げられていないという指摘です。「どんな着地を目指しているのだろうか?もともとの本題は管理栄養士の結の成長物語ではなかったのか?全ての展開が雑過ぎ。お母さんも今の生活基盤は夫婦と義理の息子と営んでいる床屋だろう?何を視聴者に訴える朝ドラだったのか?」という根本的な疑問が投げかけられています。
家族間のコミュニケーションについては「変な家族」「一言言って行けばよいし 皆が騒ぎ過ぎ 電話して聞いたらよい」という単純な解決策を提示する声もあります。しかし、多くの視聴者は物語全体のつながりのなさに違和感を覚えており、「何かの話、物語だっけ?」という皮肉めいた声も聞かれます。
また娘関係についても「これ誰かの話、物語だっけ?」「というか佳代さんの娘さん2人の存在はどこに消えているんでしょう?設定ブレブレです」という指摘があり、物語の整合性への疑問も提起されています。
家族を描く朝ドラとして、「主人公が ひたむきに色々な事にチャレンジしたり 努力したりとか 挫折があっても仲間に助けられて 恋人に助けられて立ち直っていくとか それが朝ドラの 見どころなんだけど そういうのに関して インパクトが 無さすぎ」という指摘は、このドラマが朝ドラの王道から外れていることを示しています。
最終週を迎え、愛子の家出が今後の展開にどう影響するのか、米田家の家族像がどのように収束するのかに注目が集まっています。「どうせ移住するんでしょ。この話の流れで移住しないわけがない」「いつも先の展開が読めるストーリー、『どうなるの?』ってハラハラさせない安心感」という声も多く、視聴者の予想通りに物語が終わるのか、それとも最後にサプライズがあるのか、残された放送回で明らかになることでしょう。
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