万太郎は画工の岩下から石版に絵を描くことを許され、ヒルムシロを描く。大畑は万太郎の情熱に感心し、寿恵子はダンス練習中に万太郎とすれ違う。高藤は寿恵子とダンス練習し、高藤の妻・弥江に寿恵子が踊ることを提案する。帰りの馬車で万太郎は白梅堂に行きたいと言う。
高藤夫人に対する同情や批判の声がSNS上で相次いでいる。また、高藤自身に対する怒りの声もあがっている。
伊礼は浜辺との共演について、インタビューで「最終的には僕は『ヤバ藤』と呼ばれていました(笑)。『寿恵子から見て高藤はヤバい』みたいなことを言われて、彼女がとてもかわいらしくオープンな方だと感じました」と語っています。
彫り師の岩さんは気難しくて最後の砦かと思ったけど、意外にも優しく、万太郎の思いを背負っていたのかなと思うと嬉しくなりました。石板印刷の仕組みも見られてよかったです。制作の美術スタッフ?技術スタッフ?とにかく、あれだけの道具を再現されたのはさすがNHKだと思いました。職人の皆さんが万太郎を「可愛い弟」のように思っているのはなんとも良いですね。万太郎の頑張りと人柄に感動しました。
高藤の奥様の気持ちが辛そうですね。高藤は勝手に「妻も承知」と言って、奥様の気持ちを決めつけているようですが、実際には話し合いがされていないのかもしれません。奥様がお気の毒です。寿恵子に振られたことで、高藤さんが奥様と向き合ってほしいと思います。
やはり、妻が「退屈な女性」になったのは、ヤバ藤にも責任があるのですね。おそらく、妻に対してダンスに誘いもしていなかったのでしょう。「今さら」という言葉には、寿恵子が既にお妾の話を承諾していると思い込んでいるフシもありますね。そのため、お付きの女性があんな見下した態度を取っているのでしょう。
最終的に寿恵子が万太郎のもとに行くことはわかっていますが、それまでの心の動きや周りの人々との関わり方の描き方が絶妙です。今日の馬車上での寿恵子と花に語りかけている万太郎との対比も良かったですね。来週が楽しみで仕方ありません。また、二日間我慢しなくてはいけないのですね〜。
今日、石版印刷で実際に絵を描くことを許してくれた画工の岩下(河井克夫さん)に感謝です。博多華丸さんも既に言っていたようですが、私たちが「懸賞生活」をしていた頃の『なすびさん』に髪型を含めて似ていると思いませんか。
前田(阿部亮平さん)の詳しい解説により、石版印刷の仕組みもよく理解できました。また、工場主の大畑(奥田英二さん)が火消しから鞍替えして、この最新の印刷技術を導入する先見の明は本当に素晴らしいと思います!
一方で、万太郎から思わず姿を隠しながらも、彼のことを悪く言われてフォローする寿恵子も良かったですね。
石板印刷のやり方を説明する今日の講座に、私は見入ってしまいました。どのような印刷方法なのか、とても興味深かったからです。万太郎の人を惹きつける魅力や、寿恵子さんの万太郎に対する思い、高藤の奥様の気持ちなどが演技力で伝わってきて、やっぱり面白かったです。
公家や元大名、地位の高い武家の出自であれば、奥方もそれなりの地位の娘さんだろうから、姫様は何事もお付き任せで、ある意味子供を作ることだけが役目にされている。旦那としては面白みはないでしょう。
明治の元勲も、もともと下級武士出身が多いため、公家や大名と違って、芸妓だった人が多いように思う。例えば、鹿鳴館の華と言われた大山捨松は、賊軍の会津藩の家老の娘だが、陸奥宗光の後妻や伊藤博文の後妻は芸妓だったとされており、山本権兵衛夫人は品川遊女だったという話もある。また、大隈重信夫人や井上馨夫人も茶屋で働いていたという話もある。彼女たちは社交的で舞も踊れたので、踊りもすぐに踊れたでしょう。
高藤は振られることで正妻と初めて向き合い、仮面夫婦から本物の夫婦になるということでしょうか?それとも単なる当て馬キャラでしょうか? 後者だと思いますが、それなら正妻に意味深な台詞を言わせる必要はありませんでした。
ところで、万太郎は印刷所に通い始めて僅か3週間で石版印刷を教えてもらえることになった。今回の試練といえば砂をかけられたことくらいだ。いつの間にか周囲の人は万太郎を受け入れ、また毎回試練といえるほどの試練がないまま、彼は自分の思いを次々と実現させている。
脚本家は、初めは万太郎を嫌っていた者も、彼のあけすけな性格によってすぐに魅了されると示している。しかし、彼の性格やお坊ちゃま的な金銭感覚のなさを嫌う人も世の中には結構いるだろう。以前、佑一郎が「おまんのあけすけなところをわしは好いとうが、東京は佐川と違う」と忠告したシーンがほとんど活かされていない。現在でも、万太郎を心底嫌っているのは助教授くらいのものである。
横切った万太郎を見て思わずクスッと笑ってしまいました。今では、万太郎を見て嬉しそうに微笑む寿恵子の表情が切なく感じられます。
印刷の歴史について色々と勉強になりますね。石版印刷はリトグラフと同じ技術を使用します。そして、現在はオフセット印刷に進化しているのですね。
高藤は、妻とは好きで結婚したわけではないと言って、妻を愛していないような話をしていましたが、あんなことを言うとは、ちょっと鈍感なのかもしれませんね。 それでも、寿恵子や浜辺美波の人気は上がっているようです。面白いドラマですね。
しかし、高藤の評価は下がるばかりですが、実はいい人だったという見直しも朝ドラの魅力の一つですが、今回はそういう場面はないのでしょうか。
石版印刷は石が重く使いづらいため、やがて金属版印刷や樹脂版印刷に置き換わりました。万太郎は偉大な先人たちは消えず〝芽吹く〟と表現しましたが、水と油が反発しあう原理を利用した製法や職人たちの技術は引き継がれると言いたかったのでしょうか。
高藤さんは寿恵子が「私の目を見るようになった」と喜んでいましたが、恋愛対象として見ていないから見れるのだと思います。その証拠に馬車の中で万太郎と目が合いそうになったら顔をそむけてしまった。
私には、「待つのやめる」は成すべきことの後、迎えに来ると言った万太郎を尊重すると同時に、彼から本当の返事を聞くことが大切だと思います。しかし、ふられるのが怖くて考えずに済む高藤の方に逃げているようにも見えます。ノアザミの花言葉は「独立」の他に「素直になれない恋」。その棘も笑って許す万太郎を信じて、寿恵子がまた彼と素直に向き合える日が来ますように。
伊礼さんは嫌な役を引き受けられたそうですね。嫌われ役は嫌だと思うけど、高藤役はいやらしいけど上手い演技だと思います。
嫌われ者役は朝ドラにおいて重要です。
石版印刷の製造のシーンがすごく細かく描かれていて、感動しました。皆んな和になって良い人ばかりで癒やされたり、またキモい人が出たり、面白いです。
寿恵子ちゃんが馬車に乗っていたシーンは、シンデレラみたいで綺麗で可愛かったです。万太郎と赤い糸で結ばれているから、ちょうど馬車が止まった場所が万太郎が花に話しかけていた時だったんです。まだまだ一緒になるのは長そうですが、一日も早く万太郎と寿恵子が会えますように。来週も楽しみです。
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