朝ドラ「らんまん」前半の最終回、タキ(松坂慶子)との別れと桜の木

峰屋を支え続けたタキ(松坂慶子)が天国に旅立ちました。「らんまん」のタイトルも回収され、ネットも「あさイチ」朝ドラ受けも感動に包まれました。

この日の「らんまん」では、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の祝言の席で、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)も結婚することをあいさつしました。分家たちは猛反対しましたが、タキが頭を下げ、理解を求めました。

その後、タキは孫たちと一緒に気にしていた仙石屋の桜を見に行きました。病気の桜を治す方法はまだ見つかっていませんが、万太郎はその桜を別の場所に接ぎ木したと報告し、接ぎ木をタキに見せました。

タキは「楽しみじゃのう」と目を細め、「いつかこの桜が咲き誇るがか…」と言って、万太郎夫妻、綾夫妻と一緒にお花見をする時を想像しました。ひ孫も一緒に笑顔を見せる家族に、タキは「うん。らんまんじゃ」としみじみ言いました。そしてタキは天国に旅立ちました。

直後の「あさイチ」では松坂がゲスト出演し、隣で号泣する鈴木奈穂子アナに対して、松坂は「ありがとうね」と言って、優しく肩をポンポン叩きました。鈴木アナは「うう…ありがとうございました。すいません、今日仕事にならない」と鼻を押さえて感激しました。華丸も「らんまんじゃ!いいお言葉でした」と言うと、松坂は「孫を新しい世界に背中を押して務めを終えさせていただきました。幸せだったと思います、タキさんは」としみじみ振り返りました。

ネット上でも、「タキさんありがとうございました、泣いちゃった」「タキさん『らんまんじゃ』のタイトル回収。美しい桜とともに美しく退場。見事に生き抜いたタキさんのとても素敵な最期でした」「見事なタイトル回収!タキさんお疲れ様でした!朝から泣いた」との声が相次いでいました。

タキさんが、桜の前で万太郎や綾の子どもたちが笑い合う姿を思い浮かべていました。タキさんの天寿はとても寂しいことだけど、接木をした桜の若枝のように、子や孫が続いていく幸せを垣間見れたのだと思うと、やはり泣けて仕方なかったです。私も自分自身の人生に思いを馳せ、まだ小さな子どもたちが明るく過ごせる未来を大切に祈りたいと思いました。

あさイチのプレミアムトークが神回でした。素の松坂さんは、ちいかわのうさぎ推しで、穏やかで柔らかい話し方が心地よく、とても可愛らしかったです。松坂さんの魅力的な女優としての一面が再認識できました。タキさんを演じるために、松坂さんが体力を奪われたこと、何度もリハーサルを繰り返したこと、周りのスタッフさんとのやり取りから貴重なお話をたくさん聞けたことはとても良かったです。

万太郎と綾と竹雄の子役から3代に渡って違和感なく大きくなり、フジさんと感情移入したことが印象的でした。タキさんを本当に立派に育て上げたことを振り返り、さまざまな感情が走馬灯のように思い出されました。

一番やりたいことと二番目にやりたいことの差は、思っているより大きいです。一番目は続けられます。好きなことだからです。万太郎のように、松坂さん自身も一番やりたいことを続けています。素敵な歳を重ねていらっしゃるなと、ますます大好きになりました。

今日は、事実上の前半の高知編の最終回でしたね。来週からは、本格的に東京編になります。ほぼほぼ回想シーン以外では、高知の様子は出ないのでしょうか?ちょっと気が早いですが、竹雄と綾のその後の奮闘を描くスピンオフドラマも観てみたいです。この2人も主役級の存在感がある俳優さんですからね・・・。

私は松坂慶子さんを可愛らしい声の俳優と思っていましたので、タキの貫禄ある声に正直驚き、感心しました。しかし、今日のあさイチにゲスト出演していた松坂慶子さんは、いつも通りの可愛らしい声でした。演出と演者が作り上げたタキ像がらんまんを支えていたのだと思います。

松坂慶子さん、タキさんを演じてくださって本当にありがとうございました!厳しくも愛情が深く、そして立派な方であったことに感謝します。もう観ることができないのが寂しいです。番組では過去のらんまんを振り返っていましたが、確かにすごく大声で怒りを表現していたなぁと、さすが素晴しい女優さんだと感心しました。

「まんぷく」のすずさんはコミカルな役柄でしたが、「らんまん」のタキさんは一時代を背負って生き抜いた女性の力強さとそれを成し遂げた安堵感とのコントラストが鮮明で、観る者を唸らせる素晴らしい役柄でした。松坂慶子さんは素敵な女優でしたね。

広末涼子さんが不倫前の時よりも母親役に違和感があり、しっくりこなかったです。一方、松坂慶子さんは穏やかな語り口でちょっとした天然さがあり、それが可愛らしく、自然にシワが入った表情も素敵で、大好きな女優さんです。また、「らんまん」では存在感があり、松坂さんのおかげで見ごたえのある朝ドラになったと思います。

一瞬で最終回みたいになってしまいましたね。牧野家の問題も解決し、らんまんの桜の下でタキが思い出に浸ります。万太郎は森の中に入って一人でいき、この先も続いていくのだろうと感じました。これで終わりなのかと思ってしまいそうな錯覚に陥りました。

来週からは本格的に東京で植物学者としてスタートしますが、田辺教授の思惑が影響するかもしれません。万太郎には学歴がないので、それがネックになるかもしれません。

松坂慶子さんの演じるタキさん役は本当にぴったりでした。今日はお若いころのお姿も見られて嬉しかったです。何の違和感もなく見ることができました。まんてんが終わってからの鈴木アナの番組もセットで見ています。

鈴木アナは泣いていると思ったら、やっぱり号泣していました。朝のたった15分でこんなに感動させられるなんて、らんまんは毎日楽しみで仕方がありません。

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