NHKの朝ドラ「らんまん」が初回視聴率16.1%で前作を下回ったものの、6月に入ってからは17%台へと跳ね上がり、好調を維持している。脚本が良く、明るく元気な路線を取っていることが視聴率アップの理由とされている。
私はらんまんを楽しんで観ています。毎回15分があっという間で、満足度が高いです。泣いたり笑ったり、セリフのひとつひとつが心に沁みてきます。
個人的には、カムカムや舞いあがれも楽しんで観ていました。人によって楽しみ方は違うかと思いますが、愛着の持てるキャラクターや感情移入できる登場人物がいると、より入り込んで観られますね。
らんまんの今後の新展開や、万太郎と寿恵子の東京での新生活も楽しみにしています。
このドラマは、素晴らしい脚本と巧みな演出が特徴的で、俳優陣も実力派揃いで、まったく面白くないわけがありません。15分という短い時間でも、視聴者を引き込んでしまう魅力があります。次回への展開も上手く、物語がボンボンの植物オタクの実家に頼る方向に進むことなく、脚本の力で神木の演技力を生かし、芯の強い努力家と天才肌のキャラクターを描き出しています。さらに、それぞれのシチュエーションで登場人物を取り巻く状況も多岐にわたり、端役の人々も実に上手く演じています。今までの朝ドラは、あさが来た以外は後半に失速気味で面白さがやや減速したような気がしていましたが、らんまんは、これからも同じ脚本家と演出家が手掛けるならば、期待を裏切らないこと間違いありません。
朝ドラ通におすすめしたいのは、視聴者が感情移入しやすいような、明るく素直なストーリーです。暗いドラマよりも、明るく真面目なヒロインを作ることが大切です。また、ヒロイン役には、人気のある若手俳優を起用することで、より親近感を持ってもらえるかもしれません。脚本は、ヒロインがコロコロ転職するような展開は避け、視聴者の心理を考慮した展開を心がけることが基本です。例えば、「らんまん」のような素直なストーリーや、「あさが来た」のような明るさや親しみやすさがある作品が人気を博しています。そのため、朝ドラ通が楽しめるような、心に残るストーリーを作り上げることが求められます。また、ストーリーの魅力を引き出すためにも、演出や美術の工夫も必要です。朝ドラ通は、これらのポイントを押さえながら、より長く楽しめるドラマを作り上げることができるでしょう。
このドラマ、とにかく音楽が素晴らしいです。クラシック調のピアノ曲、激しいロック調のギター、先日はのどかなカントリー調…普段あまり劇中の音楽には気づかない私ですが、らんまんの音楽には聴き惚れてしまいます。
「ちむどん」と同じAKが制作したのか?くらい、「らんまん」は「ちむどん」よりもずっと質が高いと感じます。 「ちむどん」は酷い脚本のせいで、スタッフのやる気を感じられませんでした。主演女優のミスを撮り直すことも、編集でカットすることもなく、全体的にやっつけ仕事の印象を与えました。 「らんまん」は、脚本、演出、音楽、俳優のバランスが良く、見ていてストレスを感じることがありません。 朝ドラは後半になると駄作になることが多いですが、後半もこの調子で踏ん張ってほしいです。期待しています。
このドラマは素晴らしい演技陣やスタッフ陣によって制作されており、その全ての方々が素晴らしいと思います。特に、脚本には素晴らしいところが多く、矛盾点を全く感じることがなく、説得力のあるセリフが多く、心に響きます。ここ最近の朝ドラマは内容に疑問符が多かったため、このドラマを見るたびに、私たちはその素晴らしさに感動しています。また、このドラマを見ることで、私たちは日々の生活において、新しい気づきや発見を得ることができ、次の日が楽しみに過ごせています。
正直に言うと、子ども時代は暗い印象があり、植物学の研究も地味な感じがしていましたが、寿恵子が本格的に登場してからは一気に面白くなったと感じます。結婚できるのかどうか(史実的にはわかっているのですが)、研究の苦労など、ここ数週間、視聴者を引きつける要素が詰まっていました。
ただ、第1章がひと段落ついて、第2章の展開が注目されます。前作が後半失速気味だったため、今後の展開に期待が高まります。
彼女は映画やドラマで主役やヒロインを何本も演じてきた経験から、魅力的に見せるための技術を身につけています。ビジュアルだけでも魅力的で、その笑顔は昭和の松田聖子さんに繋がるものがあります。逆に、男性主役の横で演技をすることもプレッシャーがなく、思い切って視聴者の心を掴んでいるのではないでしょうか。今回は朝ドラということで女性や高齢の方にもファンが増えたように思えます。
最近の朝ドラは、謎の使命感に囚われた作品が多いと感じます。例えば、登場人物が過去に何か重大な出来事を経験したことが示唆され、それが物語の鍵になっている作品もあります。また、ストーリーの主軸がしっかりとしているだけでなく、登場人物たちの内面的な変化や成長が描かれることも多いです。このような作品では、視聴者は物語に深く入り込むことができ、感情移入しやすくなっています。
『らんまん』も、ストーリーが丁寧に描かれていると同時に、登場人物たちの心情や思いが丁寧に描かれています。例えば、主人公のらんまんは、自分自身に対するコンプレックスを抱えており、それが物語の展開に大きく影響しています。また、松坂慶子さんが演じるらんまんの祖母も、家族に対する深い愛情や、過去の出来事によるトラウマを抱えており、物語に重厚な深みを与えています。
以上のように、最近の朝ドラは、より深いストーリー展開や登場人物たちの内面描写が増えており、視聴者にとってより感情移入しやすい作品になっていると言えます。
あけすけな狙いがない感じが好感を持てます。カムカムは大阪編まで素晴らしかったですが、ひなた編から失速気味で、安子のネタバラシに躍起になっていて内容が入って来ませんでした。
作品の視聴者を裏切ることに挑戦するのではなく、手堅く丁寧に作られた「らんまん」は安心して見ることができます。この作品は、ネットでの人気を狙ったり、SNSの話題性に頼ったり、寒い笑いで失敗するような作品とは異なります。制作サイドは、自己満足ではなく、真剣に視聴者に良いものを提供しようとしている印象を受けます。そのため、このような作品が求められているのです。
「らんまん」は、視聴者にとっては安心できる作品です。作品のクオリティーが高く、いいものを視聴者に提供することを目的として制作されています。つまり、この作品は、制作サイドが視聴者のニーズに応えようと真剣に取り組んでいることが伝わってきます。また、このような真摯な姿勢は、視聴者にとっても感銘を与えるはずです。つまり、「らんまん」は、視聴者にとって、安心して視聴できるだけでなく、感動を与えてくれる作品なのです。
コロナ禍でロケができなかったり、撮影に制限があったりしたのは気の毒だと思いますが、良い作品を丁寧に作れば、ネタや話題性がなくても評価されることができるということを証明しています。ついに正当な朝ドラらしくなって嬉しいです。
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