朝ドラ「らんまん」120年に一度しか咲かないといわれるハチクの花、広島で開花している今

第118話では、博物学者の南方熊楠から送られた標本の中に、120年に一度しか咲かないといわれるハチクの開花した標本があったことが明らかになる。翌年の明治37年(1904年)には、日露戦争が勃発し、渋谷は電車の開通により交通の要所として発展する。そのため、寿恵子(浜辺美波)の店も賑わいを見せる。ある日、植物学教室にも熊楠から手紙が届き、万太郎(神木隆之介)も熊楠から手紙をもらったことを徳永(田中哲司)に伝えるが……。

万太郎によると、ハチクの開花周期が120年である理由や仕組みは不明だという。しかし、開花の後、山中の竹林が一斉に枯れ、新たに竹林が再生する。寿恵子は「120年も見慣れた景色が急に変わるのは、私なら怖いです。吉兆なのか、凶兆なのか」と漏らす。

人の世に異変が起こる時、竹の花が咲くという伝承がある。寿恵子は「えっ、いや、万ちゃん。この日付、先月です。花が咲いたんですね…」と不安そうな表情を浮かべた。

熊楠さんが物語を賑わせている。せめてワンカットでも登場させてほしい。一般的に、「120年に一度咲く」と聞くとラッキーと思われるかもしれないが、「周囲一帯が全て枯れる」と聞くと不気味に思える。吉兆という感じはしない。熊楠さんを協力する野宮さんが無事であることを祈りたい。

広島では今、ハチクが開花しているという。吉兆というよりは凶兆かもしれない。もし日露戦争の頃に開花していたのなら、120年周期かもしれない。徳永教授も変わってしまった。らんまんという漫画は不穏さ以外の感覚をあまり与えない。しかし、早川逸馬の再登場には興味津々である。自由民権運動はどうなったのか?あの後、どんな人生を歩んでいたのか?南方熊楠も登場するかもしれない。期待しつつ、先を見守りたい。

野宮さんが再び研究の場に戻ったことを応援したいです。しかし、最後の場面は非常に不穏でしたね。宮崎あおいさんの暗いナレーション、軍人の異様な興奮、ちょっとしんどい回でした。万太郎さんは史実の牧野氏とどんどんかけ離れて、繊細な人物像でなんだか活力がなくなってきているようです。そのことも心配です。あと2週間、どのような展開が待ち受けているのか、見守りたいと思います。

南方熊楠さんの存在感は姿を見せずとも、あちこちに届く長い手紙で発揮されています。万太郎も言っていたように、ほとばしっています。徳永教授が熊楠さんからの手紙をバッと開いている様子は、ちょっと面白かったです。筆跡も人物像が浮かぶようなインパクトのある文字で、ただの人ではない感じがします。野宮さんのところにも手紙が届いていて、これから研究で関わっていくのかなと思います。

戦争による描写も出てきて、不穏な空気感がドラマに漂ってきました。万太郎は、台湾から帰った後、「人間の欲望」と競い、植物学を守っていくという壮大な言葉もありました。最近ちょっと元気のない万太郎、今後どうなっていくのでしょうか。

「熊楠が出ました。このドラマが放送される前は植物系は熊楠の方が万太郎より有名で、彼は粘菌について特に有名で過去何度もテレビで放送されていました。彼は植物図鑑を家には持ってこれないので、まる暗記をしていたというすごい人。また、実際万太郎とも会ったという記述を見ましたので、ぜひ天才同士が会って熱い植物学を語り合うシーンをNHKで再現していただきたい。

大学で郵便物を届けた人役でクールポコのせんちゃんが出てましたね。あれは大学の職員だよね。月日が経ってるから小野まじめじゃ老けメイクが必要だから相方にバトンタッチなのかな。面白いアイデア。

ということは、長屋の郵便配達人もジョイマン高木からジョイマン池谷になるのかな。ひそかな楽しみだ。

南方熊楠は牧野富太郎にも並ぶ博物学者です。粘菌学者であるとともにありとあらゆる分野に興味を持ち、何でもやった人でした。写真や自筆の資料からだけでも、その強烈さが伝わってくるくらいの凄い人です。いい意味で今で言う「変態」かもしれません。この後の登場はあるのでしょうか。

この人こそドラマで取り上げたら面白そうですが、強烈すぎてかえって難しいかもしれません。

相島が寿惠子の店に連れてくる神戸の実業家・永森の代理人という男、ここでやっと出ました『早川』と言う名。これは宮野真守さん演じる早川逸馬の生きていたんだ!と言う久々の登場です。その後、自由民権運動の方もどうなったのかも知りたいところです。

寿惠子さんと初めて会うので、万太郎の奥さんであることも知りません。再会の様子が楽しみですね。

120年周期で花を咲かす「ハチク」については、DASH島でも取り上げられたことを思い出しました。

当時も発展と環境破壊が問題視されており、日本では発展を優先する政策がとられていたようです。また、日露戦争による影響もあり、植物に与える影響も大きかったようです。花火が打ち上がる中、切り株がその影響を物語っていました。

合祀により、そこに生息する植物にも影響が及んでいる状況が万太郎にとって許しがたいものだったと思います。しかし、徳永教授はそれが国としての決定事項に関わることであるため、万太郎には南方熊楠のことに深入りしないように伝えました。

切り株のシーンがありました。山桃の木かと思いましたが、後に山桃の茶屋が映されたため、安心しました。ドラマの中で、山桃の茶屋はまだ小さいようですね。今後、木とともに成長していくのでしょうか。

研究者が政治や軍事に関わると、問題が起こることが歴史的にも証明されています。研究者は専門分野では強いですが、一般的な分野では一般人以下であることがよくあります。その結果、名声が利用されることがあります。徳永教授はそれを理解しており、万太郎にそういったことに関与しないように指示したのだと思います。

熊楠さんは今後も手紙だけでの登場で、毎回「バサッ」という音が流れるのでしょうか。

それにしても、早川さんは生きていただけでなく、代議士になって、更に関西の実業家の代理人になるなど、多くのことを成し遂げているのですね。万太郎との再会はどのようなものになるのでしょうか。

牧野富太郎さんについては、「らんまん」で初めて知りましたが、熊楠さんの名前はインパクトがあるので、何を成し遂げた偉人なのかは忘れましたが、名前だけは昔から知っています。

今回ばかりは、徳永教授の忠告「深入りするんじゃない」という言葉を素直に聞き入れて欲しいですね。

南方熊楠さんは「歩く百科事典」と言われていたそうですね。万太郎のライバルとなるのでしょうか。熊楠さんが官の学者にならなかったのは、こういういきさつがあるからかもしれません。世界的に評価されていたはずの熊楠さんですが、権威に弱い徳永教授ではあったが、さすがに保身に走るかもしれません。万太郎もそっちに走るに決まってる…と思っているから、釘を刺したのかもしれません。

教授と良く揉めていたそうですが、これが第一弾ということでしょうか。ただ、結果は引き分けというか、ある程度は言い分は通ることになると思います。万太郎の尽力か、熊楠の尽力か、はては他の人の力か…福沢諭吉は他界しているので、どうなるかは分かりません。

タイムリーと言えばまさにタイムリーで、つい先日、ハチクの花が咲いたというニュースを目にしました。朝ドラでの時代と並行して、今の時代にもハチクの花が咲いたのですね。吉兆か凶兆かはさておき、とりあえずは、あと少し「らんまん」を楽しみたいと思います。

今週は版元が見つかって図鑑の発刊に向けて前進するかなと思っていたら、なんか怪しい展開になってきた。万太郎も寿恵子さんも暗い表情をしていたし、何だか嫌な予感がする。

唯一「早川さん」の名前が出たことが、明日への希望につながると思いたい。

神社「リストラ」により、長年にわたり地域に根差してきた土着の神々が強制的に立ち退かされ、伊勢神宮を頂点とする国家神道に組み込まれた神社合祀。それは、各地の信仰と文化とともに、それを形成してきた自然環境をも破壊してしまう国家権力による暴挙だ、と南方はとらえていたのだろうと思う。自然科学のみならず人類学、民俗学まで探求の目を向けた知の巨人であり、その視点は今日的エコロジーの先駆であり、時代を超越した天才だったと思う。しかし、時代は彼に追いついていなかったのだろう。彼は政府の方針に異を唱える不届き者となり、反対運動は弾圧を受けた。結果、多くの伝統的民俗信仰が失われ、広大な鎮守の森が消えてしまった。このような事実について、ドラマの中ではどのような形で触れるのだろうか。南方が劇中に登場するかどうかも含めて、注目していきたい。

神社の合祀と失われる山の自然は、神宮の杜騒動がモチーフだろう。国の方針に困惑する徳永達は、日本学術会議や大学の閉塞感に苦悩している。日露戦争の勝利に浮かれる国民の姿は、右傾化して強い日本大好きな連中に揶揄される。

らんまんは明治時代という過去を描きながら、時折現代を射抜く鋭い批評を披露する。しかし、それは押し付けがましい左翼基調ではなく、巨大インフルエンサーの熊楠や、謎の土佐の政治家など、これまでの登場人物から更なる広がりで終盤に相応しく盛り上げるドラマとしての楽しさが基調だ。

ハチクと言えば近年、日本各地で咲いている。日露戦争から120年経過している。そろそろ時代が変わるのかな?

らんまんの世界では、野宮さんが再登場は嬉しい。もう滋賀県から京都に引っ越したんだ。史実より早い気がするけど、元気そうで何より。

南方熊楠は分厚い手紙と名前だけなのに、熱量と圧が凄すぎる。神社の合祀反対は、植物を守ろう記録しようとしている万太郎の目的に合いそうだけど。帝国大学の助手として、国の方針に逆らうわけには行かないんだろうな・・・。

それより、1番驚いたのは千鶴の子役が変わって大きくなったことだ。丸顔でお姉さん千歳(遠藤さくらさん)に似てきた。プロフィール調べると、子役の実年齢も違っている。117話で千鶴は6歳役(8才の子役)、118話で14歳役。

サプライズ出演は、大学職員(郵便係)クールポコせんちゃんか。

そして、いよいよ明日、自由民権運動の早川逸馬が再登場するのかな?

最近も開花したハチク。再開発問題が起きている神宮外苑。今日の回は意味深でしたね。外苑の樹木伐採とハチクの開花が重なって何か世の中に凶事が起きるかもしれないという不安がよぎった。

120年に1回咲くハチクが咲いた。この花が開くと天変地異が起こると言われているが、果たして翌年日露戦争が勃発。この展開が良い。万太郎の植物採集学生達にはあまり人気がない模様。神社合祀について万太郎の血が騒ぐが、徳永とぶつかりそうだ。寿恵子の待合は戦争景気で益々繁盛している。

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