朝ドラ「らんまん」チビ万太郎が孫に転生して、山元虎太郎(森優理斗)誕生

第123話は、大正12年(1923年)9月1日の出来事です。万太郎(神木隆之介)の図鑑は、ついに完成間近です。

チビ万太郎が孫に転生して、山元虎太郎(森優理斗)誕生。

万太郎は永守(中川大志)がいる神戸に向けての旅の準備をしています。一方、寿恵子(浜辺美波)と千歳(遠藤さくら)はいつものように昼食の準備をしています。その時、関東大震災が発生し、十徳長屋も倒壊しました。

末娘の千鶴(本田望結)は勤め先の上野の百貨店から何とか帰宅します。千歳は虎鉄を心配しています。長男の百喜(松岡広大)は役所に、次男の大喜(木村風太)は新聞社に勤めています。寿恵子は「役所と新聞社は崩れないでしょうね」と言います。万太郎たちは可能な限りの標本を持ち出しました。

火災も発生し、各地で甚大な被害が出ます。大畑印刷所で働く虎鉄(濱田龍臣)は、大畑(奥田瑛二)と共に消火活動に参加します。

元々江戸の火消しであった大畑は「ここで食い止める。命があるうちに逃げたら、火消しの名折れだ!水を運べ!ここは根津の大火にも焼け残った。これまで一度も焼けたことがない!神田の火事は、俺たちが何度も何度も食い止めてきた。火を消す。町の人を助けろー!守れ!」と言いました。

標本を背負った万太郎たちが大学へ向かう道は混乱しています。寿恵子は「渋谷に逃げましょう」と言いました。

冒頭から穏やかで微笑ましい場面が続いた。万太郎の植物採集の姿、風鈴の音、虎太郎君の可愛らしさ、千歳と虎太郎君親子の会話など、裕福ではないがつつましくも平穏な日常が描かれていた。

しかし、日本の歴史上稀に見る大災害が起こり、その景色は一変した。万太郎はまず家族の安全を心配し、その後でも危険を顧みず標本の搬出を行った。これは、生粋の植物学者としての本能の表れだろうと感じられた。

15分の時間で情景が劇的に変化し、最後には凄惨な場面が続いたが、万太郎一家は無事で渋谷への避難を決めた。どうか無事に辿り着けることを願わずにはいられない。

今日のエピソードはとても長く感じました。地震が二度起こり、大きな余震もあったと聞きました。避難するのも困難で、火事の手があちこちで上がり、道も狭く、パニックになった人々が大荷物を持ちながら右往左往していました。逃げることができない人々もいたので、みんなの無事を祈りつつ、改めてこのような地震は絶対に起きてほしくないと感じました。でも、いつかは起きてしまうのでしょうか?

とうとう「関東大震災」がやってきましたね。万太郎たちが長年住み慣れた十徳長屋も完全に倒壊してしまいました。長い時間をかけて集めた貴重な標本もほとんど失ってしまうのですね。

大地震の描写は非常にリアルでした。人々が逃げ惑う中で、荷物を奪う者もいたりと、状況は一瞬たりとも安らぐことがありませんでした。万太郎は家族を必死で守ろうとしました。

また、地震の後の火災も非常に恐ろしいものです。避難した4万人もの人々が犠牲になったという事実も、火災の深刻さを物語っています。

史実に基づくと、関東大震災の時、牧野家は一家で渋谷荒木山に住んでいました。牧野家は倒壊を免れましたが、牧野が私費で出版していた「植物研究雑誌・第三巻」の原稿は焼失しました。しかし、牧野の標本の大部分は大正5年に神戸の篤志家である池長孟によって買い取られ、神戸に保管されていたため、焼失を免れました。標本は貨車一台分の量がありました。実際にはドラマのように背負って逃げることは難しかったと思われますが、昭和18年頃には池長によって買い取られた標本は牧野の元に無償で返還されました。池長は標本を買い取る代わりに、牧野を財政的に支援するため、月に一度神戸で植物学の講義をするという約束があったのですが、ほとんど守られることはありませんでした。

私の先祖は関東大震災の時に神田に住んでいて、中野のあたりまで逃げてきた話をなんとなく聞いていました。しかし、実際に映像で見せられると、もし私の先祖が火事に巻き込まれていたら、私は今この場にいないのだと思うと背筋が凍りました。らんまんは今まで戦争シーンなどなかったので、かなりショッキングでした。震災の映像のリアルさに驚かされました。

千歳ちゃんと虎鉄君の結婚から、虎太郎君が子どもに成長している姿は微笑ましかった。しかし、突然暗転し、標本を持ち出せる万太郎だけがまだ幸運だった。ほとんどの人が命からがら逃げている中、大畑親方は自分自身を犠牲にしてでも人々を助けるのだろう。まずは親方自身の身の安全を考えるべきだ。

私の大正初期に生まれた祖母は、地方で関東大震災を経験した。彼女はもう亡くなっているが、その話を私は覚えている。また、私が子供の頃に住んでいた市の小学校には、関東大震災の時の子供たちの作文が残されていた。

実際に私は関東大震災の経験があり、静岡県東部に住んでいました。静岡でも崖が崩れたり家の壁が割れたりする被害があり、津波もあったようです。東京はさぞ大変だったのだろうと思います。映像は実際よりもソフトになっているかもしれませんが、それでも辛かったです。同じ時期には「おしん」の工場も全壊していたのですね。

私自身が震災を経験しているため、自然と涙が出てきました。まず万太郎が標本ではなくすえちゃんを守ることに感動し、次に娘と孫を心配する万太郎はあの時守ってくれた自分の父親を重ねてしまいました。

万太郎、図鑑の原稿を送っていなかったのでしょうか。ソファからずり落ちそうになりました。

若者が逃げようとする中、万太郎は標本を、大畑は神田を守ろうとします。歳をとると多くの責任を背負うことになるのかもしれませんが、本当に大切なのは適切な優先順位を付けることです。私自身は、適切な優先順位を付けることができるのか心配です。

孫はチビ万太郎だったと気づきました。最初はどこかで見たことがあるような感じでした。

物語は怒涛のように最終回に向かって進んでいます。大畑さんや雄一郎くんたちの伏線が回収され、意味不明な芸人たちが登場します。

最終回の結末が気になります。史実では寿恵ちゃんは先に亡くなり、二人目の妻をめとって1957年まで生きていましたが、今回のストーリー展開では二人目の妻に触れることはないのでしょうか。

後7回ですが、「ちむどん」「舞い上がれ」とは違って最終回は気になりますね。朝ドラにありがちな学芸会レベルの舞台設定とは異なり、リアルでシビアな震災場面は、手に汗握る大河ドラマ級のド迫力と緊張感がありました。ただ、標本が目の前で燃えてしまうのかと勝手にイメージし過ぎていたせいかもしれません。メザシを焼いていた七輪に慌てながらも水をぶっかける1コマが欲しかったです。関東大震災の場面でみんなが無事なのか心配です。万太郎はどうやって立ち直っていくのでしょうか。つくづく名残惜しいですね。災難が大きかった分だけ、最後の喜びも大きいといいですが…

関東大震災が発生し、家族の安否がわからない中、万太郎たちは渋谷への避難を決めます。この地震の場面は、他人事ではなく、将来の東京を示すものと感じ、心が重くなりました。

万太郎や寿恵子がおじいちゃんとおばあちゃんになっている姿に笑いましたが、予想外の展開が待っていました。家族の安全が確認できない状況で、徳永や波多野を含む他の人々は無事なのか心配です。

万太郎が標本を守るために行動する姿は、一家を守る立場にある彼としては当然のことかもしれませんが、普通に考えれば完全に失格と言える行為でした。ただし、無事だったことは幸いです。

そして、チビ万太郎が孫に転生したようです。

大正12年、関東大震災が発生しました。

千鶴ちゃん(本田望結)が初登場するシーンは、こんな大変な状況でした。

大畑さんは「ここで食い止める! 命があるうちに逃げたら、火消しの名折れだ」と言いました。大将さん、無事でいてください!

自然の無情さには驚きます。

大畑の大将はいったい何歳になるのでしょうか?万太郎が結婚した時でもかなり年配だったように思えました。相当な高齢者でしょうね。

佳代嬢や家族の安否が気になります。また、大畑印刷所のメンバーは長屋生活を再開するのでしょうか?大畑さんが元火消しであったことを思い出しました。

フラグ回収みたいなことが起こらなければいいですね。

寿恵子が火を消す姿は良かったですが、万太郎が標本を持ち出すことになりました。結局、娘や孫も巻き込まれてしまうのでしょうか。

ドラマのクライマックス感が漂ってきました。いよいよ佳境に入ってきましたね。

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