第82回では、愛助(水上恒司)はトミ(小雪)に、離れ離れになっているスズ子と結婚し、生まれてくる子供の父親になりたいと話をする様子が描かれた。そして、スズ子の「ジャズカルメン」の幕が切って落とされる流れだった。
朝の連続テレビ小説を視聴する中で、実際の歴史的事実を調べると、ドラマの脚本がより面白く感じられるようになりますね。史実に忠実だと、笠置さんは出産後の子育てや芸能活動を通して、多くの苦労をされたようです。残り二ヶ月間、楽しみにしていますので、よろしくお願いします。
病気の大きな障害はストレスですね。スズ子さんと会うことができず、母親との板ばさみになっている悲しい状況の中、病と闘うことは免疫力の低下を招くでしょう。東京の病院であれば、短い時間でも面会でき、もしかするともう少し長く生きることができたかもしれません。
「ブギウギ」の今日のエピソードでは、愛助が「なぜ母ちゃんは結婚にそんなに頑ななのか」と言っていましたが、私も同感です。結婚したいのは愛助と鈴子です。トミさんは様々な理由をつけて反対していますが、愛助を鈴子から奪いたくないのではないでしょうか。愛助の幸せを考えるなら、すぐにでも結婚式を行うべきです。鈴子が愛助の子供を妊娠しているにも関わらず、トミさんの態度は冷たいと思います。先日「お金を出すから中絶させろ」と言ったこともありました。トミさんの心中が知りたいですね。
愛助がどれだけ懇願しても、結婚を認めないトミさんですが、重要なのは二人の気持ちだと思います。しかし、母親の立場としては異なるのでしょうか。
瀕死の状態にある息子の切実な願いを叶えてあげることは、母親としてもできないのでしょうか。最終的には心を変えてくれると良いのですが…
精神状態は回復の過程にも影響しているかもしれません。スズ子が周囲に支えられ、愛助との再会を待ちわびながら、好きな舞台に出演し、笑顔でいるのとは対照的ですね。
今週末まで続くのでしょうか。実際の人物を題材にしたドラマは、Wikipediaなどで史実を確認しながら観るのが楽しいですが、逆に結末を知っているため、観ていて切なさも感じます。
トミさんが二人の結婚を認めていれば、スズ子さんは歌手を辞めて愛助さんの看護に専念していたでしょうね。そうなれば、「東京ブギウギ」は存在しなかったかもしれません。スズ子さんは村山興行に専念したでしょう。これが人生の偶然でしょうか。仮定の話ですが。
愛助さんのモデルであるエイスケさんは、実際は逆で、歌手を辞めてほしいと思っていたようです。複雑な心境ですね。
愛助の病室のベランダは、とても広々としていますね。そんなに大きな窓があり、ガラスがついているのでしょうか?ガラスがあっても寒そうです。そんな状況では回復は難しいかもしれませんね。
愛助さんの役作りは素晴らしいです。頬がこけて、病人そのものに見えます。悲しい別れが迫っているかのような壮絶な闘病演技です。
結核は治らないのが史実ですが、子供は誕生し、父は亡くなります。そして、「東京ブギウギ」が生まれます。スズ子は本当に強いと思います。
東京の病院より大阪の療養所が優れているという理論は、エゴに聞こえますね。
皆さんの演技が素晴らしいのに、麒麟田村さんは必要ないように思えます。
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