女子部が学祭で行った法廷劇の最中に男子学生が乱入。観劇していた穂高先生(小林薫)へ、「咳払いじゃ逃げないよ!」などのツッコミが相次いでいる。
穂高先生であれば、簡単に問題の男子学生たちを黙らせたり教室から退去させたりすることができるでしょう。しかし、彼女たちが今後向かうべき世界での困難な状況を理解させたかったのかもしれません。そのために親心からの咳払いをしたのでしょう。これにより志願者が減少し、退学者が増えることとなりました。それでも、穂高先生は生徒たちにこの壁を乗り越えてほしいと願っているのです。
男子学生たちの視野の狭さが気になります。当時は、学問と倫理を兼ね備えた善人たちがジェンダーの壁を作り出していました。それが一般的な良識とされ、疑いを持たない男女が存在していたと考えられます。女子学生の教室が設立されたのは、女性の社会参画が正義とされる感覚が芽生えていたからでしょう。その推察とドラマ内の幼稚な男子学生の行動との間にある隔たりが非常に気になります。ドラマは現代人が自由に描くものですが、過去を軽視しすぎているのではないかと心配しています。
当時、女子学生のクラスを設けたアカデミアは、女子学生を持て囃すことで自己満足に浸っていたかもしれません。男子学生が皮肉を述べることも理解できます。
あそこまで礼儀知らずな行動をする人がいるのでしょうか。教室や廊下ではまだしも、静まり返った聴衆がいる場面でのあの暴言は小学生以下です。ドラマは非常に興味深いものですが、不快なキャラクターは出さないでほしいです。あの俳優がただ暴れるだけでなく、適切に退場することを願います。
法廷劇は最終的に大混乱に陥りましたね。寅子は大声を上げていました。いつもからかってくる学生が野次を飛ばし、劇は中断されてしまいました。穂高教授のさりげない咳払いも聞こえませんでした。それは許しがたいほどの野次でした。よねさんが立ち上がり、野次を飛ばす学生たちに向かいました。桜川さんの家の状況も大変で、常に注目される華族の令嬢として、母親は酔って怖い表情をしていました。家族それぞれが抱える問題も見えました。寅子の家に持参された洋菓子は美味しそうで、好評でした。花江ちゃんの扱いに対してはるさんが気にかけている様子でした。花江ちゃんが爆発しないことを願います。寅子は気づくでしょうか。
このようなドラマは、予定調和のステレオタイプで成り立っています。それ
がなければ多くの人が見ないからです。例えば寅子の母の態度やある令嬢の母の態度、法律の問題点があるにもかかわらず、裁判官の心証によって解決が見られるなど、ドラマは空気感を重視しています。それは「男社会」の圧力に屈した女性の歪んだ表現が原因かもしれません。もっと根本的な問題、つまり男女の差別がどうして存在するのかを理解することが大切です。社会が安定すると、「後から来た者」が主張を始めるのが一般的です。そして、その是正を求める声も必然的なものです。
明治時代以降の儒教思想が女性の権利を剥奪したことは容易に想像できます。例えば福澤諭吉も、「天は天の上に人を作らず、天の下に人を作らず」と述べていますが、その言葉に女性は含まれていなかったと指摘しています。青鞜の関係者の中には命を落とした人もいたのです。
男性が大人の対応をするというのは単なる幻想に過ぎません。そう思いつつ、ドラマを見ています。
今日のあさイチでは、予想外に「お出汁」特集からスタートし、副島さんが出演しました。同じくゲストに森田望智さんもいましたが、はじめは朝ドラマファンに受けるか疑問でしたが、結局は受けたようですね。
男性が発言すべきでないシーンでのみ、出来る反応は咳払いだけだというのが現実かもしれません。非常に巧妙だと感じました。しかし、花江の砂糖の使い方は「もうちょっと」で済ますには多すぎますね。噴火寸前なのでしょうか。承認欲求が背後にあるのかもしれません。女性間の階級制度や華族社会の描写も同時に行われています。
「オールドミス」という言葉は、非常に古い感じがします(悪い意味で)。今ではほとんど使われることがなく、良い時代になったと感じます。
確かに酷い時代だったと感じます。穂高先生は男子学生にも教えていますね?上から「出て行きなさい」と言えば、「顔を覚えた」と言うだけで事が収まるでしょう。
男女間の争いを大げさかつ滑稽に描く必要があるのか疑問です。脚本が男子学生をあまりに幼稚に描きすぎて、リアリティが失われています。
大学進学率が一桁の時代に、まるで小学生のような男子学生ばかりを描くのは、リアリティがなさすぎると思います。
昔の私立学校だからそうだろうと推測できます。富裕層の子弟が通う官立学校とは異なるのでしょう。
しかし、それにしても情けないですね。
視聴者に不快感を与えるほどの挑発的な描写には、どのようなスカッとする展開が待っているのでしょうか?
「お黙りなさい」と言う方が咳払いより効果があるでしょう。
昭和初期の大学に、そのようなチンピラのような男子学生がいたとは考えにくいです。設定に無理がありすぎます。
咳払いせずに立ち上がって顔を見せれば、彼らは黙ったでしょう。
しかし、これからその男子学生たちが戦争に行くかもしれないと考えると、心配です。
本当に、問
題を起こすような人には弁護士になってほしくありません。まずは女性を受け入れるために、この辺の指導が必要ではないでしょうか。でも、何を言っても、結局はドラマですから仕方がありません。
顔を覚えられた男子学生は、試験で不合格になるでしょう。女子が合格して、彼らの無様な姿を見せてほしいですね。
コメント
失礼いたします。
明治大学の男子学生は今でもこんなレベルですよ。朝ドラはリアルでした。
明治大学は早稲田落ちが多く鬱屈している学生が多く、腹いせに男子は女子をバカにしていました。クラスの女子が司法試験に合格すると、男子が顔真っ赤にして怒ったり、その合格した女子をバカにしたり悪口言ったりして酷いです。