朝ドラ「虎に翼」よね(土居志央梨)が男装をするようになった理由が明らかに

虎に翼

よね(土居志央梨)が男装をするようになったつらい過去が明らかになった。

このドラマは、登場人物の一人ひとりが見事な演技を見せており、主要な登場人物たちだけでなく、セリフのない背景の人々までが作品の世界にしっかりと溶け込んでいます。特に、主人公が生理の影響で大学を4日間休学したエピソードや、本人不在の場で第三者が彼女の私事について話そうとしたところをきっぱりと制止するシーンなど、従来の朝ドラにはない新しい試みが視聴者に新鮮な印象を与え、見る側に緊張感を与えています。これからも新しい登場人物が加わることでさらに面白くなることを期待していますし、特に俳優ではない人たちの自然な演技が作品の世界に溶け込むことを願っています。

寅子が「よねさんのことを、よねさんがいないところで話すのはおかしいと思います」と発言し、それに梅子が「早口言葉みたいね」と軽やかに応じた場面は、このドラマの魅力の一つです。重たい話題にユーモアを交えることで、朝から感じる重さを適度に和らげてくれます。

よねさんが他人に知られたくないデリケートな事情を抱えていることが明らかになったため、寅子が「本人がいないところで第三者から話を聞くのは適切ではありません」と言ったのは、とても良いことだと感じました。もしよねさんが不本意に情報が漏れたことを知ったら、「誰がどこでそれを聞いたのか?」と問い詰め、無用な敵を作ってしまうかもしれません。寅子がそうした態度を取ることで、「余計なことを言われるのは迷惑です、聞きたければ教えます」という形で、心を開いてくれました。ありがちなドラマチックな展開ではなく、真摯な対応が徐々に人間関係を築いていく様子は、視聴者として感動すると同時に引き込まれます。

また、カフェの店主が軽はずみに話そうとする場面で、寅子が「よねさんの私事を、彼女がいない場で話すのは良くない」と断言したのは、このドラマの核となる部分です。寅子の物事を正確に見極める力は彼女の際立った特長であり、その能力が作品の重要な要素になっています。

よねさんが男性に対して敵対心を持つ理由があると思っていたところ、時代背景にもそのような理由が存在していたかもしれません。しかし、特定の人物との出会いや予期せぬ出来事により、これまでの考え方や今後の行動が大きく変わることがあります。法学部に入学し、寅子ちゃんとの出会いを経て、これまでとは異なる新しいよねさんが見られるかもしれませんね。

伊藤沙莉さんがこのドラマを自身の代表作にすると公言していたように、脚本家も作品に心血を注ぎ、隙のないシーンを作り上げています。分かり合えないながらも同志として、他人をけなすことなく本気を示す寅子とよねさんのやり取りからは、新たな名言が生まれています。馴れ合いでは生まれ得ない言葉ですね。

寅子の正義感と他人の気持ちに寄り添う性格が際立ったエピソードでは、彼女が女性として初めての弁護士になることが納得できます。一方で、問題行動を見せる学生やセクハラを行う弁護士には、どう対処すべきかという問題が残ります。

多くの脚本家が、悲しいシーンをただ悲しいだけに留めがちですが、吉田脚本のようにメッセージ性を持たせることで、感服させられる作品になっています。特に寅子の「公正を期す」姿勢が彼女の誠実さを示し、視聴者としても非常に共感できる部分です。このドラマは本当に魅力的です。

突き飛ばしや怪我による傷害の場面も、法学を学ぶ設定から見ると、そのような行動の法的な側面に反論する良い教材になります。また、ドラマ「太陽の子」を見直してみると、セリフがなくとも役者の動きだけで感情を表現する力が伝わってきます。

このドラマを通して、寅子の人間性や正義感がこれからもさらに深まっていくのではないでしょうか。

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