寅子(伊藤沙莉)は公園で花岡(岩田剛典)と再会し、お弁当を一緒に食べることに。花岡は東京地裁に戻っており、判事として主に食糧管理法違反の事件を担当しているという。
轟は戦死したのでしょうか。戦後から二年が経過しましたが、何の音沙汰もありません。今日の花岡の様子を見て、なんとなくそう思いました。
もしかすると、轟は弁護士として地方に行ったのかもしれません。「便りがないのは無事の知らせ」という言葉もありますが、それにしても心配です。
花岡は史実のモデルに忠実に進むのでしょうか。梅子さんがいたら、きっと「何を置いてもまずは食べなさい」と花岡に言ってくれそうですが、戦争が終わったにもかかわらず栄養失調で苦しむなんて、戦後の弊害ですね。これ以上、悲しい出来事が続かないことを願いますが、歴史は変えられないのかもしれません。
子どもの頃、今は亡き祖母から、栄養失調で亡くなった判事さんの話を聞いたことがあります。それだけ当時は大きなニュースだったのでしょう。ドラマでそのような場面を見るのは本当に辛いです。
ガンちゃん、役づくりのためとはいえ、痩せましたね。顔まで痩せるなんて、相当大変だったでしょう。リアルに体を壊さないで欲しいです。
花岡さんは、「人としての正しさと司法としての正しさが乖離している」と言っていました。闇市は生きるために必要悪ですが、彼はそれを取り締まり、裁かなければならない。彼の清廉潔白な律儀さが弁当と容姿に表れていましたね。
冒頭の寅子と花岡の弁当を食べる場面では、闇商売の話になり、「コメは闇で買ったもの。法を犯しているのは事実。」と言って、二人とも急に弁当を食べることをやめました。生きるための法律が、先に法律が来たら命を危険にさらす場合もあります。それと審議会の場面で、久藤頼安が桂場を番犬として呼んだと耳打ちするシーンも印象的でした。寅子が「ライアンさんは桂場さんの弱みでも握っていらっしゃるんですか?」と尋ねた場面も気になりました。
食料統制法を厳守して亡くなった法曹関係者を思い出しました。法と生死のどちらが大切かは明白ですが、法曹人としての誇りが闇米を買うことを許さなかったのでしょう。戦争に命を懸け、今度は生きるために必死になる。戦争の愚かさを何度繰り返しても、人類は戦争をやめることができないのですね。
皆さんが仰っているように、花岡のモデルは、戦後の食糧難の時期に法を遵守するために闇米を一切拒否し、配給食糧のみで栄養失調で亡くなった佐賀の裁判官、山口良忠さんかもしれません。戦後の混乱期を扱うドラマでは、何度も彼をモデルとした登場人物が描かれているので、今回も多くの方がその可能性に気づかれたと思います。しかし、できればこの予想は外れて欲しい。花岡には、例え志を曲げても生きていて欲しいです。
録画を見直すと、初見では気づかなかった新しい発見がいくつかありました。例えば、あの板チョコですが、花岡さんに分ける前に寅ちゃんのお弁当箱の下に置かれていたので、寅ちゃんのフトモモのぬくもりで少し柔らかくなっていたかもしれませんね。でも、寅ちゃんはきれいに二つに割っていました。
花岡さんが「ありがとう、猪爪」と言った時、寅ちゃんは「佐田です」と直しませんでしたね。また、花岡さんは共亜事件の時に寅子のお兄さんと間違えたあの“書生”が、寅子の夫になったこと、そして戦病死したことを知っているのでしょうか。直言さんが下宿におみやげを持って行った話を本当か聞きたかったけど、そのような雰囲気ではなかったですね。
別の女性と婚約したと聞いたはるさんが「あんな気障っぽいいけすかない若造なんかより、もっといい相手を見つけてあげます!」と息巻いていたことなど、彼は知らないでしょう。他愛ない話もできる日がいつか来ると思いますが、花岡さんはまるで“佳人薄命”の男性版のような佇まいでしたね。
昨日、日本史通覧を読んでいて、闇取引に関わる事件を担当していた判事が闇米を食べることを拒み亡くなったという話を見つけました。他のコメントを見ても、花岡さんのモデルかもしれないと思いました。どうか亡くならないで欲しいです。彼にはいつかまた一緒にお昼を食べて欲しいです。
ヤミ米を取り締まる側の人間だから、食料の調達が難しいのかもしれません。それを守り通したがために、実際に餓死した人がいるという話も聞いたことがあります。花岡さんの顔色も悪いので、そんなことにならなければ良いのですが。花岡さんが心配です。
戦後史を知っている人にとって、食管法やヤミ米の話はフラグに感じられるでしょう。さらに、花岡が佐賀出身と繰り返し言われるのも、フラグの一部として結びついています。
花岡が寅子に婚約者を紹介した裁判所の階段の立ち位置から転げ落ちるように倒れるのではないかと思いました。これには理由があります。
昔からある商店街は、歴史を遡ると戦後の闇市だった場所が多いですね。ほとんどが寂れていますが。
やみの食料を拒否して栄養失調で亡くなった判事さんがいましたが、それが花岡さんのモデルのようです。彼が登場しなくなることが心配です。
花岡さんのおにぎりが小さく、食べることができないまま寅ちゃんと別れてしまいました。チョコをお子さんのために半分渡したのに、もうこのまま出演しないのでしょうか?ナレ死…じゃないですよね!
戦後の職務上の責任感から、配給食糧だけで生きようとして餓死した山口良忠判事の出身地は佐賀県です。何ともやるせない話です。
ヤミ米を食べないで亡くなった裁判官の話を聞いたことがあります。まさかと思いますが、花岡さんもそうなるのではないかと心配です。
法律を守って真面目に生きる人ほど損をするのは、今も昔も変わらないのですね。国会を見ても分かります。
花岡さんを見ると、お父ちゃんの死に際の「花岡くんがよかった!」と言った言葉を思い出します。
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